レンタカー予約・検索サービスの「Veecle!」を運営するリーボ、大和企業投資と佐銀キャピタル&コンサルティングから第三者割当増資を実施

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Veecleexperience

スマホでレンタカーの予約から検索までを行う「Veecle!-experience」(Veecle!から名称変更、以下ビークル)を運営する、福岡を拠点に活動するリーボは、大和企業投資と佐銀キャピタル&コンサルティングから第三者割当増資を実施したと発表した。増資後の資本金は9330万円となっている。

ビークルは、一般乗用車からキャンピングカー、高級輸入車など、さまざまな車種をレンタルし、予約から検索までができるサービスだ。さまざまな事業者と連携し、取り扱い台数をふやしている。2015年2月現在で、登録事業者数は80社、約3000台のレンタカーを予約することができる。

実はビークルは、以前はスマホでレンタルを予約し、自宅に配送するサービスを行っていたが方向を転換し、全国のレンタカー事業者と提携しネットワーク化することで、より簡単にレンタカーを予約・利用することができるようにしているという。現在は、九州全域(沖縄含む)と、東京、京都、大阪、広島、島根、愛媛で利用することができる。

「国内レンタカー市場は約5,100億円大きな市場です。また、自動車を所有することからサービスとして利用するというユーザの意識変化などによって、今後の成長が見込まれる市場だと考えています。一方で、国内約50万台のレンタカー登録車両のうち半数以上は中小企業が取り扱っており、昨今の予約のオンライン化に対応が遅れた企業を中心に低稼働率化を招いています。ビークルはそうした中小レンタカー企業の扱う特殊車両・低価格車両に目を向けて、集客力と稼働率の向上に貢献するサービスとして展開していく予定です」(リーボ代表取締役社⻑松尾龍馬氏)

今回の増資をもとに、ビークルの取り扱い台数とエリア拡大を含めたマーケティング施策に資金を投入するという。2015年夏頃までに、全国すべての都道府県に展開し、登録事業者数500社、取り扱い台数を1万台を目指す。

「大和さんとは、事業についてや互いにスタンスの考え方について、なにより投資先に対する愛情をもってくださったのがわかりました。株主と起業家の相性は結婚とよく言われますが、まさに「結婚してください」と決めるときには伝えました。佐銀さんとは、投資家と事業家としても相性もそうですが、やはり地元九州とのつながりをしっかり作りたいという思いもあったのが決め手でした」(松尾氏)

車を使いたいときにレンタルして使う、これもシェアエコノミーの一つと言えるだろう。車を気軽にレンタルすることによって、車を利用する若者や国内の旅行やレジャーを楽しむ人が増えてるきっかけとなるかもしれない。

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