これから日本をにぎわす、Apple Watchアプリと関連プラットフォーム5選

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Via Flickr by Rosa Jiménez Cano. Licenced under CC BY-NC-SA 2.0.

日本時間で昨日、Apple Watch が発表された。Android Wear など他社製スマートウォッチにまさる出荷台数が予定されており、2015年上半期のテック界は Apple Watch で話題が持ちきりになりそうな様相だ。

Apple Watch が出るなら、次に来る人々の関心事は Apple Watch 対応のアプリだ。THE BRIDGE では、読者を中心とする日本のスタートアップから、Apple Watch アプリの情報を収集してみた。

Apple Watch 発表から間もないこともあり情報は十分ではないが、どのようなスタートアップが、どのようなユーザ・エクスペリエンスを実現しようとしているのか、未来展望の一助としてもらえれば幸いだ。

Dr. Wallet(by BearTail)

レシートを撮影することで家計簿入力ができる「Dr. Wallet」から、いち早く AppleWatch 対応アプリが登場。スマートフォン・アプリと連携し、Apple Watch から使った経費を入力可能。スマートフォンからレシート撮影で取り込んだデータについては、データ化完了通知を Apple Watch 上で受け取れるほか、予算が設定されていれば、予算の何%を消費しているかを確認することもできる。

百聞は一見にしかず、詳しくは以下の動画を見てほしい。

Prott(by Goodpatch)

既報の通り、Goodpatch のプロタイピングツール「Prott」も Apple Watch に対応。Prott が Apple Watch で操作できるというわけではないが、ユーザは Prott を使って Apple Watch 対応アプリの UI 設計ができる。Apple Watch を開発するスタートアップが増えれば Prott のユーザが増える。

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NAIN

2014年11月に設立されたスタートアップ NAIN。スマートウォッチ専用の SNS を開発している。上記は、同社が公開している構想に関するスライドだ。詳細については、後日レポートしたい。

SnapDish(by Vuzz)

有名な料理写真撮影アプリの SnapDish。他の料理写真アプリとは対照的に、SnapDish は手料理の写真を扱うことが多いため、ウォッチという時間つながりで、〝腹時計〟とリンクする Apple Watch アプリを開発中とのこと。(以下の写真は、スマートフォンアプリのもの。)

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TennisCore

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楽天で Viber のプロダクトマネジメントを担当していた加藤雄一氏が独立、テニスプレーヤー向けの AppleWatch アプリ「TennisCore」を開発中だ。テニスプレーヤーは試合に集中すると、自分のスコアカウントを忘れることがしばしば。

これを防ぐソリューションとして、iPhone 用にスコアカウントができるアプリを開発、プレーヤーはiPhone を持ったままプレイするのが難しいため、腕に装着した Apple Watch からカウントができる仕様を想定。


4月24日の Apple Watch 発売に向けて、今後もさらに多くのスタートアップが Apple Watch アプリのリリースを準備していると考えられる。また、本稿では紹介できないが、現時点でも複数アプリに関する非開示情報に接しており、今までに考えられなかったユーザ・エクスペリエンスが提供されることだろう。

約1ヶ月半後、THE BRIDGE の執筆陣は、Apple Watch アプリの取材に奔走していることを期待している。

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