営業の自動化に革新をもたらす新参スタートアップ5選

SHARE:

sales-automation-startups

営業はつらく、厳しい仕事だ。

幸運にも、外回り営業や呼び込みが簡単にできる新しい営業自動化ツールが登場している。

以下に上げるのは、スタートアップが開発する新ツールだ。これらを使えば、特別なチャンスを獲得し、営業トレーニングにおいて競合を引き離すことができるかもしれない。

Close.io: CRMによる電話発信・メール送信

Close.ioを使えば、営業担当者はアプリをワンクリックするだけで電話発信とメール送信を行うことが可能だ。通話とメールは自動的に見込み客のプロフィールに履歴として残るので、単調で間違いが起こりやすいデータ入力の手間が省け、その分電話発信に時間をかけることができる。

また、Close.ioでは営業担当者のアクションに基づいてリストにフィルターをかけられるので、通話履歴や送信済みメールからどの見込み客にどういったフォローが必要かを簡単に把握することができる。

最後に、便利な「案件」機能を使えば週毎の動きや概算価格、クローズ見込みなども閲覧できる。

他ツールとの統合:他のCRMからの移行において最も重要なのは、Close.ioはCSVをまとめてアップロードできるツールがあり、Gmail、Wufoo、Mailchimpを含むZapierからのマルチコネクションが使えることだ。

close-io

Accuvit.ip: 電話営業トーク

新規の電話営業担当者のトレーニングは難しい。セールスマニュアルでは正しく伝わらないこともあるし、事前録音された電話営業トークを何時間も聞かされては新入社員のやる気をそぐことにもなる。Accuvitを使えば営業チームがほぼリアルタイムで通話を記録し、内容を文字に書き起こすことができる。書き起こされた内容は文字検索が可能であり、Accuvitはデータ分析技術を使って最高また最悪なトークパターンを分析する。

営業マネージャーは最悪・最悪なトーク内容を配布することで有効なアプローチとそうでないものを周知できるし、反論された場合や特定の場合にどういった方法をとるべきかも明確になる。耳で聞くよりも読むスピードの方が早いので、新規営業担当者は集積されたトーク内容をいち早く吸収でき、独自の活用方法を模索する助けになる。

他ツールとの統合:Accuvitが統合できるツールは一つしかないが、それはSalesforceであるため、比較的着手しやすいはずである。

accuvit

Sendbloom.co: アウトバウンド営業メールの一括カスタマイズ

これまで営業担当者が新規ターゲットにメールを送信する方法は、一括または個別送信の2パターンだった。一括送信では、個々の顧客が持つ特性に訴えかける内容にならないので反響が低いという問題がある。個別送信は、一つのメールに数分の時間を取られるので実用性に欠ける。

Sendbloomはこうした問題に対して、素晴らしいソリューションを提供してくれる。このサービスでは案件リストに公開・非公開ソースのデータを追加し、メールのテンプレートでこれらのデータの活用が可能となる。場所、業界、役職といった特性ごとにテンプレートを使い分け、より的確で効果的なメッセージを作成できる。

他ツールとの統合:SendbloomはSalesforceとGmailへの接続が可能だ。また、アップロードしたCSVをブラウザ内で編集できる機能も備わっている。

sendbloom

Assistant.to: アポイント設定の迅速化

面会日時の設定のためのやりとりに費やしている無駄な時間はどれ位あるだろうか?Assistant.toはGoogle Calendarの空き時間をメールの最後に提示することでこの問題を解決してくれる。相手が時間をクリックすれば自動的に面会が設定され、両者に確認メールが送信される。

他ツールとの統合:Gmail、Google Calendarとのワンクリック統合

assistant-to

Zeemaps.com: 見込み客、顧客、競合先の地図をカスタマイズ

カスタマイズされた地図があれば有効な営業ができるか? もちろんできる。フランチャイズモデルを販売している会社なら日常的にGoogle mapを開いて既存顧客から一定以上の距離がある顧客を探すはずだ。もしくは見込み客に連絡する前に近隣の顧客を地図で探すだろう。特定の競合先付近の見込み客を探す場合も考えられる。

Zeemapsはとても簡単に無料で始められるサービスだ。場所の一覧をアップロードすれば営業チーム内で共有できるカスタム地図がすぐに作成できる。色付けできるのでその場所が見込み客、顧客または競合先であることがわかるし、電話番号やウェブサイトといったフィールドを追加したり、テリトリー外の地域を暗くしたりすることもできる。

場所をクリックすればズーム機能が働き、場所の数から地図上の実際のポイントをリスト化することも可能だ。複数の地図をめくる必要も、見込み客と話しながら何度もGoogle map検索をする必要もなくなる。

他ツールとの統合:Google Sheets、Microsoft Excel、CSV、KML、GeoRSSフィードからのデータまたはコピーペースト。

zeemaps

これが競合先がまだ知らないであろう便利なツール5選。活用して使いこなそう!

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録