アマゾンが IoT スタートアップ2lemetryの買収を認める

by Jordan Novet Jordan Novet on 2015.3.19

Image Credit: D.Begley/Flickr
Image Credit: D.Begley/Flickr

Amazon.comは、インターネットに接続されたデバイスのデータの送受信や解析を行うプラットフォームを運営するスタートアップ2lemetryを買収した。

アマゾン ウェブ サービスの広報担当者はVentureBeatに対し、「アマゾンが2lemetryを買収したことは確かです。2lemetryの顧客へのサポートは引き続き行っていきます」とメールで答えた。VentureBeatには、2lemetryのチームや技術がアマゾンへどのように統合されていくかについては明らかにしていない。(TechCrunchが詳細を報じている)

2lemetryが得意とするのはデバイスから得たデータの処理である。同社は各種のプロトコルを利用してこの処理を行う。これを踏まえて推測すると、アマゾンから見て同社のテクノロジーには2つの使い道がありそうだ。まず1つ目は、新しいクラウドサービスのスタート地点として。たとえばインターネットに接続されたデバイスから情報を得た後、それをアプリケーション側で制御したり、ルールを設定しやすくなるようなサービスだ。もう1つの用途は既存のツールの強化。こちらの候補としては、ストリーム処理サービスのKinesisなどが考えられる。他にも、アマゾンが先日発表したイベント主導型のクラウドサービスLambdaとの連携もあり得そうだ。Lambdaと言えば、面白いことにアマゾンは昨年同サービスを2lemetryに先行公開している。2lemetryのRyan Burke氏は、Lambdaに触れた感想を「当社がやっているリアルタイムデータサービスを完璧に補完する内容のサービス」だと述べている

一般論として、この買収はアマゾンの成長に貢献するものと言えるだろう。接続されたデバイスをアプリケーションに組み込む技術に関しては、MicrosoftやGoogleといったクラウド分野の競合大手に水をあける可能性もありそうだ。

2lemetryの調達額はこれまでの時点で900万米ドル以上。主要株主にはSalesforce Venturesが名を連ねている。

2lemetryは昨年、アプリストアのSalesforce AppExchangeで「2lemetry Integrate」という法人向けサービスの提供を始めている。これはデバイスから取得したデータをSalesforceと連携できるようになるサービスで、利用すると、デバイスのデータを元にSalesforce内でケースを作成できるようになる。

2lemetryは2011年に設立され、デンバーを拠点としている。業界団体のAllSeen Allianceに加盟している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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