ハンドメイドECのクリーマが、日本のハンドメイド製品を世界に届けるデザイナーズEC「Anders」を6カ国で提供開始

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ハンドメイド商品のECサービス「Creema(クリーマ)」を展開するクリーマは、昨年 KDDI Open Innovation Fund から資金調達を行い、Creema の iOS アプリを11月にローンチしている。

そして今日、同社は世界市場向け、日本製のハンドメイドECサービス「Anders」を世界6カ国の市場でローンチしたと発表した。アプリは、日本、アメリカ、シンガポール、フランス、ドイツ、台湾の6カ国の AppStore からダウンロードすることができる。

Anders のコンセプトは「Long Life Design、HandMade in Japan」、毎週入れ替わりでアクセサリー、ファッション、食品、インテリア、雑貨など新しい商品が紹介され、会員は優待価格で商品を購入できる。

Anders に会員登録を行い友達を紹介すると、招待人数に応じて最大6,000円相当額までのポイントが付与され、招待された友人側にも、会員になると500円相当額のポイントが付与される。当初の参加予定デザイナーやブランドは、Astro Nutsjanuka(ヤヌカ)jaren“GaTa” watch smithenku(エンクウ)C-Brain(シーブレーン)などだ。

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日本語だけでなく、英語でも利用可能であることが、従来からの ECサービス「Creema」との最大の違いだ。ローンチの段階で、毎週月曜日に5人以上のデザイナーが10〜20の新商品を紹介するとしており、毎週数十種類以上の商品が新しくアプリ上にお目見えすることになる。

Anders は2月23日にティザー画面を立ち上げ、以来、今日の正式ローンチまでユーザの事前登録を受け付けてきたが、クリーマ代表の丸林耕太郎氏によれば、獲得会員数は非公開であるものの海外比率は概ね50%程度で推移しており、当初の期待通り、順調な滑り出しのようだ。

この分野には、アメリカの Etsy や Fab をはじめ、台湾の Pinkoi、日本の tetote、minne、iichi など数多くのライバルが存在する。日本発のハンドメイドECという切り口が、世界の消費者にどのように受け入れられるか、今後の動向にしたい。

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