犬の飼い主とドッグシッターをマッチングする「Dog Huggy」がCAVから資金調達、シッターの登録を開始

by Yukari Mitsuhashi Yukari Mitsuhashi on 2015.3.19

「Dog Huggy」を運営する代表の長塚さん(左)とCTOの染谷さん(右)
「Dog Huggy」を運営する代表の長塚さん(左)とCTOの染谷さん(右)

泊まりたい人と泊まる場所を提供するホストをマッチングするAirbnbのように、犬の飼い主とドッグシッターさんをマッチングするのが、本日ホストの登録を開始した「Dog Huggy(ドッグハギー)」です。サイバーエージェント・ベンチャーズからの資金調達を発表した同社の代表である長塚翔吾さんと、CTOの染谷さんにお話を伺いました。

安心して愛犬を預けられないペットホテルの現状

DogHuggy-website

Dog Huggyは、旅行や外出時などペットの世話ができない飼い主と、近所の飼育経験が豊富なドッグシッターさんをマッチングしてくれるサービス。同様のサービスには、海外では昨年11月に2,500万ドルを調達した「Dog Vacay」、また日本国内にも先日ティザーサイトを開設した「inDog」などがあります。

使い方はシンプル。住まいに応じて、近所のホスト一覧が表示されます。ホストのプロフィール、ドッグシッターとして参加した理由などを確認した上で、中から預けたい相手を選択。予約が成立したら、日程に合わせて飼い主が犬をホストの家に届けて、帰りも同様また飼い主が迎えに行きます。

ホストの登録エリアに応じて、まずは大都市圏を中心にサービスを展開していくというDog Huggy。一般的なペットホテルの価格帯は、一晩6,000〜7,000円ほどですが、Dog Huggyの価格帯は4,000〜5,000円ほど。また、ホストが希望すれば、動物保護関連のNPOなどに売上の一部を寄付することも可能です。

ペットホテルで妥協しているという現実

幼い頃から動物好きだったという代表の長塚さんは現在18歳。獣医大学付属高校で学業に励む中で受けたのが、「動物福祉」というテーマの授業でした。ブリーダーを通じて家にペットを迎え入れるのが一般的なアメリカやイギリスに比べて、日本はペットがペットショップで購入する「モノ」として扱われる傾向があり、海外と日本のペット環境に大きな差があることを知ります。

それが減らないペットの殺処分にも繋がっていることなどから、少しずつ課題意識を強くしていった長塚さん。獣医になって目の前のペットを助けるだけではなく、より広く社会に貢献できる仕事について考えるように。まずは、ペットの飼い主が抱える身近な困りごとを解決するところから始めようと、高校在学中に起業して今に至ります。

現在、旅行などで家を不在にする飼い主は、愛犬をペットホテルに預けるのが通常です。ところが、海外に比較しても日本のペットホテルのサービスレベルは遅れており、犬が狭いケージにずっと閉じ込められてしまうことも珍しくありません。犬の散歩をする人が多く行き交う代々木公園で200人ほどにヒヤリングを実施した中でも、他に選択肢がないため、やむなくペットホテルに預けている人が多いことがわかりました。

「僕も飼い犬をペットホテルに預けたことがあるんですが、狭いケージに入っていたことでストレスがかかって、すごく体調が悪くなって帰ってきました。預けるとまた同じ目に遭ってしまうかもしれない。不安なので、そもそも旅行に行かなくなりました」(長塚)

有資格者が大半を占めることで生まれる安心感

Dog Huggyの一番のこだわりは、ドッグシッターのクオリティーです。ホスト登録できるのは面接を含む厳選な審査を通った人のみで、その大半を有資格者が占めます。有資格者を集めることにおいては、長塚さん、また大学で獣医学科を卒業した染谷さんの学生時代のネットワークが活きています。

また、飼い主が安心して愛犬を預けられるようなサービス上の工夫も忘れません。自分と離れている間、愛犬が楽しい時間を過ごしているか。これを確認する一番の方法は、目で見て確かめること。ドッグシッターは、犬を1泊預かるごとに最低3回、その様子を写真で送ることをルールに定めています。また、飼い主が何かを不安に感じた際にすぐ対応できる運営側のサポート体制も整えているとのこと。

ドッグシッターには、実家では犬を飼っているけれど都内のマンションで飼えていない、というような20代後半から30代中盤の比較的若い男女が目立ちます。

「動物を救いたい、ハッピーにしたいというビジョンに共感して参加してくれる人が多いです。動物保護関連のNPOへの寄付することもできるため、金銭的理由以上に、応援したいという思いで登録してくれています」(長塚)

正式リリースを4月中旬に予定するDog Huggy。目下の目標は、6月末までに500人のホストの登録です。飼い主が安心して犬を預けられる家がいつでも見つかる状態を目指します。

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