「URBAN RESEARCH」がフィッティングソリューション「Virtusize」を導入、今後はO2Oの展開も

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Virtusize-Urban-Research
気になるアイテムを、購入履歴のアイテムとイラストを使ってサイズ比較

スウェーデン発のフィッティングソリューション「Virtusize」。手持ちの服と、新たに購入検討する服をサイズ比較できるソリューションは、日本では「マガシーク」や「ユナイテッドアローズ」、またヨーロッパを代表するECサイト「ASOS」やシンガポールの「Zalora」など世界中の大手ファッションECに導入されています。

この度、Virtusizeを新たに導入したのが、URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)。同社が展開する「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」に、Virtusizeの「サイズをチェック」機能が導入されました。オンラインストアに並ぶアイテムのサイズを、従来の寸法だけでなく、イラストで比較できます。以前にURのサイトで購入したことがあれば、購入履歴からそれらの服が自動的に表示され、気になるアイテムのサイズをイラストを重ねることで一目で確認できます。

今後も2社は深く連携し、顧客価値を最大化するためのパートナーシップを模索していく予定とのこと。その一つが、オンラインに完結しないO2Oの取り組みです。現時点では、例えば、ユーザーがリアル店舗でアイテムをスキャンし、それに対してVirtusizeのソリューションを使うことで「試着しなくても買える」ようなものを構想しているそう。

前回のVirtusizeの代表であるアンドレアスさんへのインタビューにもあるように、Virtusizeを使って購入した人のコンバージョン率は約20%。また、カートに入れる商品の総額も、Virtusizeを導入したサイトでは通常より20%以上高いことがわかっています。

ECで服を購入したことがある人ならわかるはず。サイズがわからないことで必ず迷いが生じ、潔い購入判断を難しくします。もし、「この前買ったトップスと横のサイズ感は同じで、袖が1cm長いだけ」なんて具合にフィット感が手に取るようにわかれば、安心して購入することができます。

Virtusizeのモバイルバージョンを今年の6月にリリース予定とのこと。既にベータ版を試験運用しているそう。洋服のフィッティングに関しては、オンラインはもちろん、オフラインもまだまだイノベーションが待たれる分野。今後の展開が期待されるVirtusize×URBAN RESEARCHのO2Oの取り組みにも注目したいと思います。

「サイズをチェック」の紹介動画はこちらをどうぞ。

URBAN RESEARCH – Virtusize 「サイズをチェック」ユーザービデオ from Virtusize on Vimeo.

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