アジアのスタートアップ養成スクールが1つに:台北のAlpha CampがシンガポールのPragmatic Labを買収

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アジアにある2つのスタートアップ養成スクールがこの度ライバル校という関係を越えて1つになることになった。シンガポールを拠点とするコーディング専門学校のPragmatic Labは本日(原文掲載日:4月14日)、同じくスタートアップ教育プログラムを展開する台北のAlpha Campの傘下に入ることを発表した。その規模や条件については明らかにされていない。

Pragmatic LabとAlpha Campは学生に向けて同様のプログラムを提供している。新たにスキルを身に付けてスタートアップに取り組もうと考えている新卒者や転職活動者がコーディングや事業開発のプログラムに参加することができる。また、この2校は地元のスタートアップネットワークに学生を紹介すべく、地元の起業家や投資家とも連携している。

Pragmatic Labは2011年にSidwyn Koh氏が設立した。同氏はかつて旅行者向け不動産レンタルアプリケーションを提供し、2012年には200万米ドルの資金を集めたRoomoramaでiOS開発チームを指揮していた。一方のAlpha CampはYahoo! Hong Kongを退職したBernard Chan氏がアメリカで同様の短期集中講座を修了した後の2014年2月にローンチした。

スタートアップスクールが別のスタートアップスクールを買収する話を耳にするのは珍しい。しかし他の業界と同様に教育業界の競争は熾烈で、これら研修機関の多くはベンチャー投資資金を調達している。スタートアップ養成スクールで最も名高いGeneral Assemblyはこれまでに4950万米ドルの資金を得ている。ニューヨークに拠点を置く同社はここ数年香港で精力的に活動しており、間もなく情報通信産業を担当する政府機関であるIDAの支援の元、シンガポールにローンチする予定だ。

私たちは買収に関するさらなる情報を得るため、Chan氏とKoh氏にコンタクトを取っている。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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