回答数は10倍の28万件に到達、成長中の英会話Q&A「HiNative」 #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2015 Spring in Fukuokaの取材の一部。

ちょっとした英語の言い回しをネイティブスピーカーに尋ねることのできるQ&Aコミュニティ「HiNative」が順調に成長しているらしい。Lang8代表取締役の喜洋洋氏が現在福岡で開催中のB Dash Campの会場で教えてくれた。

HiNativeについては以前、iOSアプリ公開時に書いているのでこちらを参考にしてほしい。なお英語圏ユーザーとそうでない人の比率を適正に保つため、日本からのダウンロードができないようになっており、引き続き日本からはウェブのみの利用となる。

参考記事:英語は「教えて学ぶ」ーーLang8の新サービス「HiNative」がアプリ公開で1万ユーザーに到達 

喜氏の話では、現在会員数は3万人、質問数は8万件以上、回答数はiOSアプリ公開時から比べて10倍の28万件に伸びているということだった。また、国別では中国ユーザーの増加が強く、次いでアメリカ、ブラジルとなっている。

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「HiNativeはリテンションの改善に集中しており、ここ3カ月ほどそれをやって来ましたが、かなり良い数値が出ています。また最近リリースした、発音とかをネィティブに直してもらえる音声機能が人気です」(喜氏)。

ビジネスについても聞いてみた。彼が手がけたLang8はややこの部分で苦しんでいたように思う。

「Lang-8は(ビジネスの)問題をクリア出来なかったというより、継続的な改善が出来ていませんでした。HiNativeは有料サービスをいくつか考えており、夏頃から一つ目の有料サービスの提供予定です。Lang-8と違い、早め早めに導入していきます。

また、Lang-8も有料サービス導入直後は、MAUの何%が有料会員、と出ていて、HiNativeはMAUがLang-8より非常に高く、一番難しいところをクリアしたので、この辺りは期待が持てます」(喜氏)。

2020年の東京オリンピックでは海外から大量の来客があるということで、観光産業を筆頭に、言語の課題をクリアする絶好のチャンスと見られている。喜氏もその頃にはリアルタイムで言語や文化の課題を解決したいと語っていた。

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