海外観光客が隠れた地方の旅先を検索、旅程の作成も依頼できる「Planetyze(プラネタイズ)」がローンチ

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デモデイに出かけると必ずと言っていいほど、海外観光客向けの情報提供サービスを見かけるようになった。Open Network Lab のデモデイでは tsunagu JapanPioneers Festival の東京予選では Odigo に出会った。先月には Lifull TraveRing というおもてなしアプリもローンチされている。2020年の東京五輪に向けた海外観光客の増加を見据え、旅のウェブサービスやアプリは百花繚乱だ。

今週初め、「Planetyze(プラネタイズ)」という新しいサービスがローンチした。以前、THE BRIDGE でも紹介したことのある旅行サイト「Travelience(トラベリエンス)」が姉妹サイトとして提供し、東京・京都だけではない日本のマニアックな旅行先も取り扱うのが最大の売りだ。

運営するトラベリエンスの橋本直明氏は、多くの外国人観光客が東京や京都など有名な旅行先に集中してしまうのは、地方の旅行情報が外国人に十分に届いていないからだと考えた。そこで英字新聞で有名なジャパンタイムズの元出版部長である笠原仁子氏を編集長に迎え、外国人旅行者向けに日本全国を網羅する旅行情報を日・英両語で提供することにした。

Planetyze には旅程表の作成機能があり、Planetyze 上の旅行先を紹介する記事からカレンダーに追加できるほか、通訳案内士に旅程を提案してもらうこともできる。以前からある Travelience では、ユーザは予め内容が用意されたエクスカーションを購入することしかできなかったが、Planetyze では完全にカスタムメイドの旅のコーディネイトを依頼できるようになったわけだ。

今回の Planetyze のローンチにより、トラベリエンスは Travelience、TripleLights とあわせ3つの旅関連サービスを運営することになる。Planetyze は、先の2つのサービスのピボットという見方もできるが、これら3つのサービスが互いにどのようにシナジーを生み出していくのか注目したいところだ。

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