元スクウェア・エニックス社長の和田 洋一氏、メタップス社外取締役に就任

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今回メタップスの社外取締役に就任した和田洋一氏

アプリ収益化から無料決済まで幅広いソリューションを提供するメタップスは5月11日、スクウェア・エニックス元社長の和田洋一氏が社外取締役に就任したことを発表した。

和田氏は東京大学卒業後、野村証券を経て2000年にスクウェア入社。2001年から同社(2003年にはエニックスと合併、2008年にはスクウェア・エニックス・ホールディングス)代表取締役社長に就任し、2013年まで経営の指揮を執った人物。退任後の2014年9月からはスクウェア・エニックス・ホールディングスが設立したクラウドゲームの「シンラ・テクノロジー」で代表を務める。

メタップスは今年2月に43億円の巨額資金調達に成功しており、その際の引受先企業を非公開とし、今後の事業提携発表などの際に順次公開していくとしていた。同社代表取締役の佐藤航陽氏に、その提携先の件と今回の人事について関係があるのかとコメントを求めたが、現時点でその内容について詳細に言及するのは難しいということだった。

その上で和田氏の就任についてこのようにコメントを寄せてくれている。

「アプリ市場の中心であるデジタルエンターテイメントと金融の両方に対して知見があり、数千名以上の企業の経営経験のある方は和田さんしか思い浮かばなかったので、経営基盤の強化のためにお願いをしました」(佐藤氏)。

現在、東京証券取引所では上場企業に対して独立性の高い社外取締役を2名以上選任するよう上場規則案を2月に公表し、6月からの適用を目指している。

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