リリース1週間で鑑定数500件を突破、従来の「占い」へのイメージを覆すカジュアル占いアプリ「Chapli」

by Yukari Mitsuhashi Yukari Mitsuhashi on 2015.5.13

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ザッパラスが手掛けるカジュアル占いアプリ「Chapli」

LINEなどのチャットアプリの台頭で、チャットというコミュニケーション手段が様々な分野に取り入れられるようになってきました。英会話をチャットで学んだり、日々の洋服のコーディネートをスタイリストにチャットで相談したり。チャットを用いた新たなモバイルアプリが、ザッパラスが開発する「Chapli(チャプリ)」です。プロデューサーの金丸拓矢さんにお話を伺いました。

リリース後1週間で鑑定数は500件

Chapliは、プロの占い師さんと10分間チャットでやり取りできるサービス。10分間の価格は1,080円です。10分でこの価格は少し高いような気もしますが、審査を通った占い師に占ってもらえるという内容からすると業界内でもリーズナブルな価格帯。リリース後1週間で、早くも500件を超える鑑定がこなされています。中でも特に人気なのが手相占いとタロット占いだとか。

Chapliが主なターゲットとするのは、占い初心者の20代の女性です。20代に突入して仕事を始めると、人付き合いも学生時代とは大きく変わります。変化が多く相談したいことは色々あるけれど、相談相手がいないために一人で解決しているというユーザーインタビューで得たインサイトから、Chapliの開発に至りました。

「占いは好きだけれど、雑誌の占いや星座ランキングを見るところに留まっている、プロの占い師と対面で話したことはない女性をターゲットにしています。占いへの最初の入り口としてChapliを体験してもらって、気軽に人に相談するという選択肢を提供したいと思っています」

初心者のハードルを拭うための「カジュアル感」

Chapli-tesou- Chapli-chat

ザッパラスと言えば、120以上の占いのモバイルコンテンツを運営し、その他に電話占いからWeb占いまで占いをメイン事業にしています。ところが、ガラケーからスマホへのシフトによって、それまで圧倒的だったキャリアサービスのポジションが危ぶまれ、以前に比べてユーザー数や売上げなどが鈍化。同社にとって、Chapliはそんな現状を打破するための次の一手でもあります。

そんなChapliを開発する上での一番のこだわりは、初心者に気軽に使ってもらうための「カジュアル感」です。例えば、それが表れているのがテーマカラーです。通常、占い系のサービスには紫や黒などが使われ、キラキラなど装飾がコテコテなものが目立ちます。Chapliではそんな従来の色を一切無視し、ユーザーに元気になってもらえるよう、ポップなオレンジを使って意図的にカジュアルな印象を与えています。

また、占い師は指名も可能ですが、相談内容で占い師を切り替えてランダムにアサインする機能も搭載しています。このランダムな自動アサインの機能は、美容院に例えると至極当たり前な機能だと金丸さんは説明します。

「例えば、美容室を選ぶところまではできても、初めてその美容室を訪問する人に担当の美容師さんまで選べと言ってもきっと難しいですよね。占いに関しても、最初の占い師の選択でつまずいてしまうユーザーがいるだろうと考え、占い師の選択を任せるというチョイスを設けています」

大切なのは「コミュニケーション力」と「納得感」

占い関連のサービスを得意とするザッパラスには、個人的にも占いへの関心が高い社員が多いのかと思いきや、実際にはその逆。サービス開発に携わるうちに占いに詳しくはなっていきますが、どちらかというと最初の時点では占いに興味がない人の方が多いそう。あまり占い好きで主観が強くなり過ぎてしまっても、今度は自分の感覚に頼り過ぎてしまう。サービスのペルソナを踏まえて、客観性を持って考えられることが必要です。

占いのサービスを作る上で最も大切にしていることは、主に2つ。一つは、占った結果、運勢が悪かった場合にそれをどうユーザーに伝えて、前向きな気持ちになってもらうかです。

「良い結果が出なくても希望を持ってもらえるように言葉の選び方にとても慎重になる必要があります。ユーザーを元気にさせてあげるプラスの要素をどう組み込むか。ここは占い師さんのコミュニケーション能力に大きくかかってくるところです」

2つ目は、占いを含む様々なサービスに共通して重要であろう「納得感」。特に有料で使うサービスの場合、納得感こそ、次回また利用するかどうかを決めるもの。そのため、Chapliでは10分間の鑑定時間が終わっても、いきなりチャットが切れることはありません。10分間経過後はユーザーによるチャット入力はできなくなりますが、鑑定途中だった内容については最後まで占い師に返答をもらうことができます。

「どこのタイミングでチャットを終了させるかは占い師さんが判断できます。今日はありがとうございました、頑張ってくださいねと気持ちよく伝えて終われることが大切です。チャット終了後も、ユーザーは占い師さんをレビューして、またそれに占い師さんがお礼をするというコミュニケーションサイクルで良い体験が生まれるようにしています」

チャットに手応え、まずは機能改善に注力

ザッパラスでChapliを開発するチーム
ザッパラスでChapliを開発するチーム

リリース前の段階で行ったユーザーテストで発見された課題の解決など、まずはアプリをよりブラッシュアップすることに取り組みながら、現在のiOSアプリに加えて、今後はAndroidやPC版の開発も予定しているとのこと。

また、占いと一言で言っても、女性が相談したい内容はさまざまなはず。現存の仕組みを活用して、将来的には心理カウンセリングやキャリアカウンセリングなどより専門的な分野への横展開も検討しています。

「チャットという手段にして非常に良かったと思っています。より多くの女性に気軽に試していただけていますし、例えば普段は占いに出向くことを敬遠する男性の利用も確認できています。10分間、チャットで実際に文字にしてキャッチボールをすることで、ぼやっとしていた悩みの内容の本質が見えるようです」

従来、雑誌などの占いサービスの広告などを見ても独特の雰囲気を醸し出しているものが多くて、どうも「私には関係ないもの」という印象を受けてスキップしていた女性が多いのではないかと思います。デザインや仕組みから、女性にとってより身近に感じられるサービスに落とし込まれたChapli。若い女性を中心に、カジュアルな相談の窓口になってくれることが期待されます。

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