農業×ITのプラントライフシステムズ、オムロンベンチャーズから資金調達

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plantlifesystem

ITを利活用した栽培支援最適化システムの開発を行っているプラントライフシステムズは5月15日、オムロンベンチャーズから資金調達を行ったことを発表した。

プラントライフシステムズは、センサー技術とビックデータ解析を通じて自動車の制御システムや医療分野の制御システム開発を行ってきた。今回、農業における栽培最適化支援システムを開発を行い、中小農家への生産性の向上を図るためのシステムを開発していく。

具体的には、光学生体センサーを通じて野菜の反射光を検知して分析。野菜の光合成や糖度、水分量などを計測し、最適な当分の作物をつくり出すために必要なデータをサーバーに送り、データを蓄積、解析を行うというものだ。

また、以前まで開発していた自動車開発を通じた予測制御技術を活用し、生体センサーから送られてきた野菜のデータをもとに生育を予測。農家のノウハウを活かした植物プログラムを通じて最適な品質や出荷時期を見定める。

出資先であるオムロンベンチャーズは、2014年7月に設立したオムロンの投資事業であり、設立後初の投資案件となっている。今回の出資を通じ、オムロンが農業制御システムへの参入を目指す足がかりにするという。

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