中国のライドシェアアプリTiantian Yongche(天天用車)がシリーズCラウンドを完了、時価総額は2億ドルに

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中国のカープール・ライドシェアアプリのTiantian Yongche(天天用車)は、Baidu(百度)とSequoia Capitalが主導するシリーズC資金調達ラウンドを完了したと発表した。金額は公表されなかったが、同社によると時価総額は2億米ドルになったという。

わずか8ヶ月前に設立された企業だが、同社は3つの資金調達ラウンドを早急に完了した。2014年9月にシリーズAラウンド、12月にBラウンド、そして4月10日のCラウンドである。O2O投資のシリーズでは最速の記録だという。

中国のライドシェアアプリ大手企業となるべく、同社は1対1や2地点間、カープール、ライドシェアモデルなど多面的なアプローチサービスを展開している。乗客の安全を保障するため、車の所有者や乗客の名前認証システムも考案した。

現在 Tiantian Yongche は北京、上海、広州、杭州、天津、 成都などいくつかの小都市を含め、中国国内市場をカバーしている。

同社は今回のラウンド終了後、より強力なチームに投資する他、製品のユーザエクスペリエンスの向上を図り、他の都市にもサービスを拡大する予定だ。CEO の Diguang Longzeng(翟光龍)氏は今年末までに60の都市をカバーしたいと述べた。

Baidu は中国のライドシェア市場でのシェアを多様化しているようだ。同社は今年初めにサンフランシスコを拠点とする Uber に投資したと発表した(金額非公表)。Tencent(騰訊)支援の Didi Dache(嘀嘀打車)と Alibaba(阿里巴巴)支援の Kuaidi(快的打車)が合併することを踏まえると、Baidu はおそらく消費者向け交通市場での保有株式を統合しているのだろう。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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