サムライインキュベートが、イスラエルのスタートアップ・インキュベータ「Startup East」に出資

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サムライインキュベートは今日、イスラエルのスタートアップ・インキュベータ「Startup East」に出資したと発表した。なお、出資金額や比率など詳細については開示されていない。

Startup East は今から約1年半前、アジアのスタートアップをイスラエルに招くことと、イスラエルのスタートアップをアジアに進出させることを目的として設立された。アジアのスタートアップに対しては、シリコンバレーとつながりが深いイスラエルのスタートアップ・コミュニティの利点を活かし、グローバル市場へのゲートウェイ環境を提供できることを強みに挙げている。

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Startup East 創業パートナーの Amos Avner 氏

Startup East 創業パートナーである Amos Avner 氏は、現時点では具体的な名前は開示できないとしながらも、日本のサムライインキュベート以外に、シンガポールや韓国のインキュベータ、アジア地域の政府の一つからも出資や協力関係を締結しつつあると THE BRIDGE に教えてくれた。一方でイスラエルにおいては、完全に民間主導のインキュベータであるため、イスラエル政府からの資金援助は受けていない。現在、約10社ほどのポートフォリオ・スタートアップを持ち、画像処理、BI(ビジネス・インテリジェンス)など技術特化型のスタートアップの育成に注力しているのが特長だ。

サムライインキュベートでは Startup East との関係を通じて、日本とイスラエル間のスタートアップの交流やエコシステム連携を強化したいとしており、その第一弾として6月9日には、東京の Samurai Startup Island で、Startup East とそのポートフォリオ・スタートアップ5社を招いたイベントを開催する。Avner 氏によれば、これは Startup East が日本・韓国・シンガポールで展開するロードショーの一環で、参加するスタートアップらは、日本企業からの出資、クライアント獲得、メディア露出などを模索する。

サムライインキュベートは2014年7月にイスラエルへ進出、テルアビブ市内には現地インキュベーション・オフィスである Samurai House を設立し、Aniwo など日本人起業家によるスタートアップの育成にも力を入れている。

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