Kaizen、リクルートらが女性のグロースハッカーとしてのキャリアを支援する「Growth Hack for Women」を福岡で開始

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Kaizen Platform、リクルートジョブズは、出産や育児、介護などを機に仕事を辞めてブランクのある女性に対し、Webサイトの改善を担う高付加価値な職業「グロースハッカー」としてのキャリアアップや創業を支援する「Growth Hack for Women」プロジェクトを発足した。

「Growth Hack for Women」は、デジタルハリウッド福岡校、育児と仕事を両立させたい女性をサポートするNPO法人ママワーク研究所、創業支援拠点「スタートアップカフェ」を運営するTSUTAYAなど、福岡を拠点とするプレイヤーと共同で実施される。

Kaizen Platform は、2万人を超える主婦の就労、スキルアップ、交流を支援するママワーク研究所と連携。主婦人材に対するグロースハック業務におけるスキルを身につける機会を提供する。

リクルートジョブズは「Growth Hack for Women」プロジェクトの一環として、デジタルハリウッド福岡校が企画した「ママ向けWebグロースハッカー養成講座」への講師協力を行う他、受講料を支援する。

「これまで、クラウドソーシングを通じて場所を選ばない働き方をKaizen Platformは支援してきました。そのなかで、福岡のフリーランスのデザイナーに対して東京などの都心部の仕事とデザインスキルの向上などのさまざまな面で支援する形を通じて、実際に起業する人も増えてくるなど、創業支援としての実績も出てきました」(Kaizen Platform福岡グロースハックネットワーク主宰 鬼石真裕氏)

2014年7月にKaizen Platformが開始した福岡グロースハックネットワークプロジェクトは、約半年で福岡市に400名を超えるグロースハッカー、累計1億円の仕事依頼、デジタルハリウッド福岡校との共同育成講座開講、福岡グロースハックネットワークのメンバーから初めての起業といった実績を残しているという。

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5月21日に福岡で開催された「創業特区一周年サミット」において、高島市長はこれまでの福岡の取り組みに触れ、2015年以降を創業特区第2ステージと位置づけ、さらなる活動を展開していく、と語った。

5月21日に福岡で開催された「創業特区一周年サミット」では、福岡市が行った創業特区としての振り返りのイベントを開催。高島市長らが登壇しさまざまな視点から創業を軸に取り組まれた活動について発表され、次の一年をどう展開していくかについて議論がなされた。

同イベントにて、高島市長は「Growth Hack for Women」プロジェクトにも触れ、同プロジェクトが創業支援や国が掲げる女性の働く場の創出になる、と指摘した。
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「グロースハックを広めていく中で、地方と一緒にやっていくことがとても重要だと、この半年の活動で実感しました。それを受けて、今回、kaizen Platformがリリースした女性支援の取り組みは、国としても大きなテーマである女性の働く場の創出を目指しており、活動に共感した方々とパートナーを組ませていただきました。フルタイムで働けない人であっても、自宅でできる仕事を通じて、子育てと仕事を両立できる環境を構築し、グロースハッカーの拡大とともに創業支援や働く環境を構築していければ」(鬼石氏)

「Growth Hack for Women」では、2017年末までにKaizen Platformに登録する女性グロースハッカーを100名以上増やすことを目指す。

(記事共同執筆:江口晋太朗)

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