エンティティ・リンキングのStudio Ousiaが、世界コンペティションNEEL Challengeで優勝

Masaru IKEDA by Masaru IKEDA on 2015.5.26

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優勝の表彰を受ける、Studio Ousia 代表取締役CTO 山田育矢氏。
(フィレンツェで開催された NEEL Challenge にて。 写真提供:Studio Ousia)

Studio Ousia は、神奈川・藤沢を拠点として、エンティティ・リンキングをベースとしたソリューションを開発するスタートアップで、モバイル開発者向けのキーワードリンク機能追加SDK「Linkify」、昨年には、ブロガー向けのアフィリエイト・ソリューション「LinkPlaza」をローンチしている。

同社は先週、イタリア・フィレンツェで開催された WWW2015 内のエンティティ・リンキングに関するコンペティション「Named Entity rEcognition and Linking (NEEL) Challenge」で二位以下に大差をつけて優勝したと発表した。

neel-challenge-score-listエンティティ・リンキングとは、テキスト中のキーワード(固有表現)を Wikipedia などのナレッジベースに結びつけて処理するための自然言語処理の技術で、今回のコンペティションでは参加各チームのシステムで解析精度をスコアリングし、その結果、Studio Ousia のシステムが一位を獲得した。二位以下のシステムのスコアが40ポイント台であるのに対し、Studio Ousia のシステムは80ポイント台のスコアを確保、エンティティ・リンキングにおいて世界的にも精度の高さが証明されたことになる。

Studio Ousia では、今回のコンペティションに用いられた技術をもとにして、今夏にも「Semantic Kernel」という名前で商用サービスを展開する予定だ。

Studio Ousia は慶応大学SFCのインキュベーション・プログラムから生まれたスタートアップで、2012年にスマートフォン・ブラウザ向けのキーワードの自動リンク付けプラグイン「Phroni」をローンチ。同年にニッセイキャピタルから7,000万円を、昨年8月には東京のシステム開発会社エヌアイデイ(東証:2349)から1億円を調達している。

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写真提供:Studio Ousia

Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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