TwilioがシリーズEラウンドで1億ドルを調達——市場価値は10億ドルを超え、ユニコーン入り

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Above: Jeff Lawson, chief executive, Twilio
Image Credit: Michael O’Donnell/VentureBeat

電話サービス・イネーブラーの Twilio がシリーズEラウンドで1億ドルを調達し、政府の資料によれば、企業価値が10億ドルを超えたことが明らかになった。

この報道は、調査会社 VC Experts を引用する形で Forbes が伝えたもので、デラウェア州登記の企業が大きな投資ラウンドを行う、というものだった。VC Experts はこれを確認し、シリーズEラウンドで1株あたり11.31ドルである、とする情報を提供した。このラウンドで880万株が承認されれば、Twilio は1億ドルの一部を既に調達したか、まもなく調達する見込みだ。

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Forbes の報告によれば、Twilio は過去4回のラウンドで1億300万ドルを調達し、なかでも直近の2013年6月のシリーズDラウンドでは7,000万ドルを調達しているが、今回の調達で Twilio の調達累計額が倍になる計算だ。今回のラウンドのリード・インベスターは Bessemer Venture Partners、Draper Fisher Jurvetson、Redpoint Ventures が務めた。報道によれば、今回のラウンドで Twilio のバリュエーションは5億ドルから倍になるとされており、いわゆるユニコーン(市場価値10億ドルを超える、投資を受けた企業のこと)の仲間入りをすることになる。

以前 VentureBeat が Twilio の CEO Jeff Larwson にインタビューしたとき、彼は Twilio がランレートベースで2014年に年間売上1億ドルを突破し、7日間おきに年間売上換算で100万ドルずつ増えていると語っていた。ランレートは現在の売上がその後の12ヶ月にわたって続くことを仮定したものであるため巧妙な数字と言えるが、その時点の経営状態を示す上で民間企業が頻繁に引用する数字である。

Twilio は、電話発呼やテキスト・メッセージの送信など、デベロッパがアプリに電話の機能を組み込みのに使う複数のサービスを構築している。その一部として、顧客のアプリを世界中の電話ネットワークにつなぐため、自前の拡張電話ネットワークをも運営している。3月には、この一連のサービスにビデオ通話サービスが追加された

(デラウェア州の開示情報に基づき、5月5日に情報を更新)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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