ニーズに特化した統計分析ソリューションの提供へーーサイカがドレイパーネクサス、リクルートらから総額2億円を資金調達

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adelie

統計分析webアプリケーション「adelie(アデリー)」を開発するサイカが、ドレイパーネクサスベンチャーパートナーズ、リクルートホールディングスの投資子会社であるRSPファンド5号の2社を割当先とする総額2億円の第三者割当増資を実施した。

サイカは、2013年10月から統計分析の技術を用いた分析アプリケーション「adelie」の提供を開始。2014年1月にはセールスフォース・ドットコム、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、アーキタイプベンチャーズから総額1億円の資金調達を実施している

今回の調達に伴い、salesforce.comの元日本投資責任者であり、現在はドレイパーネクサスベンチャーパートナーズのマネージング・ディレクターである倉林陽氏が、サイカの取締役に就任する。

統計分析webアプリケーション「adelie」

「adelie」はあるデータとそれと相関がありそうなデータを読み込ませ、モデルを作成するとグラフが生成される。どの施策がどの程度影響を与えたのかの相関がわかるため、広告業界などを中心に、分析の専門知識や分析に費やす時間があまりないビジネスパーソンでも利用することができる分析ツールとして活用されているという。


https://youtu.be/hZnj_NMxIPQ

今回調達した資金は、新たにリリース予定のセールスチームを対象とする分析アプリケーション「Rockhopper(ロックホッパー)」やマーケッターを対象とする分析アプリケーションなどのニーズ特化型の統計分析アプリケーションの開発・提供に充てられる。

今回出資に参加しているリクルートグループが持つ高度なデータ分析ノウハウから支援を得ることで、データ・分析基盤をより強固にしていく方針だ。

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