「Japan-UK Tech Awards」は、日本のスタートアップをイギリスに招き、現地スタートアップ・コミュニティとの人脈づくりやイギリス進出のためのサポートが受けられるプログラムだ。昨年から開設されたこの賞には、これまでにエニドア、アイリッジ、オーマイグラスが選ばれている。
「Japan-UK Tech Awards」を主管するイギリス貿易投資総省(UKTI)は今日、東京の駐日イギリス大使館で記者会見を開き、今年の同プログラムへのスタートアップ・エントリ募集開始を発表した。
スタートアップからの応募内容は、UKTI の ICT セクタースペシャリスト Dr. Chris Moore、トーマツベンチャーサポートの上森久之氏、NTTドコモ・ベンチャーズの安元淳氏ほか日英の7名の審査員による評価の結果、最優秀賞・優秀賞・特別賞それぞれ1社が決定され、約1週間のイギリス訪問、ロンドンのコワーキング・スペース Central Working やマンチェスターのコワーキング・スペース The Landing の期間限定利用権、イギリス進出を想定したビジネス支援先の紹介などが受けられる。
記者会見では、昨年度の受賞者を代表して、エニドア代表の山田尚貴氏が登壇し、実際に日本企業が進出するとなると、何かと難しい手続が発生するものだが、その方法などについて細かなサポートや紹介を受けられたことが有益だったと述べた。まだ、昨今の円安が後押しする形で、日本のサービスを海外市場で展開するメリットについても強調、今後、イギリスの市場動向などもを勘案しながら、現地進出を検討したいと抱負を述べた。
「Japan-UK Tech Awards」の応募締切は8月14日23時59分で、受賞者は9月後半に発表される予定だ。
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