世界で1億人が使う語学学習プラットフォーム「Duolingo」がGoogle Capitalなどから資金調達

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Duolingo Duolingo-graph

40ヶ国以上が学べる語学学習アプリ「Duolingo」が、4,500万ドルの資金調達を実施したことを発表しました。今回の投資ラウンドを率いたのは、Google Capital。同社はこれまでにも幾度かの資金調達をしており、総額8,330万ドルを調達したことになります。

Duolingoは科学的に裏付けられていることが特徴だという、カーネギーメロンの2人の博士が開発した無料語学学習プログラム。着々とユーザー数を伸ばし、現在の総ユーザー数は1億人を突破しています。また米国では、全米の公立学校で学ぶ学生の数を、Duolingoの生徒数が上回るほど。昨年7月にリリースした日本人向けの英語学習コースは、120万人のユーザーに利用されています。

今回、Google Capitalが同サービスへの出資を決めた理由を、同社のパートナーであるLaela Sturdyさんは以下のようにコメントしています。

「Duolingoは、モバイルファーストで、適応力とゲーム的要素をうまく取り入れたプラットフォームです。Duolingoのすさまじい成長とエンゲージメントを表す数値には驚くばかりです。世界中の人々の語学学習のあり方を変える彼らが、これから教育の未来を形づくるパートナーになれたことを心から嬉しく思います」

現存の教育テクノロジーには動画を中心としたものが多く、リアルの教室などの授業をオンライン上で視聴する受け身な形に留まっており、コースの修了率も低いままに留まると言います。一方、Duolingoはそのインタフェースとゲーミフィケーション要素でユーザーを飽きさせない工夫がされています。

最近では、学校向けの「Duolingo Schools」の提供を開始。既に10万人を超える教師が登録しています。先生の中には、従来の教科書の代わりにDuolingoを導入する人も出て来ており、教育の現場でも生徒の語学力強化に役立てられています。

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