名刺管理「Eight」がタイムライン追加へ、国内ビジネス・ソーシャルの絶対的地位を狙う #IVS

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Sansan取締役で共同創業者の塩見賢治氏

現在宮崎で開催中の招待制カンファレンス、インフィニティ・ベンチャーズ・サミットのセッション内で興味深いサービスが発表された。名刺管理サービスのEightが新バージョンでよりソーシャルネットワークに近い、タイムラインを実装するそうだ。本件についてプレゼンテーションの前にSansan取締役で共同創業者の塩見賢治氏に話を聞くことができた。

新バージョンのリリース予定は7月13日。Eightはコンタクト情報管理アプリで、スマートフォンで撮影した名刺を登録するとクラウドソーシングによる入力支援を受けることができるのが特徴だ。

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2012年2月のリリース以降改定を重ね、現在プロフィールを登録しているユーザーは既に100万人を突破し、来年には200万人に到達する見込みだという。塩見氏も日経新聞のオンライン(訂正:日経紙の購読数の誤りでした。訂正させていただきます)ユーザー数(308万人)と比較して「悪い数字ではないのでは」と言っていた通り、私も含め、周囲に利用者が多い印象がある。

元々このEightは単なる名刺管理というよりはソーシャルネットワーク、特にLinkedInのようなビジネス・ネットワークの方向性を持っており、Eightで登録しているユーザー同士であれば、実際に名刺交換をしなくても情報を交換できる仕組みがあったりする。塩見氏の話では現在、全名刺登録の枚数は年間1億枚でその5%がオンライン上でのコンタクト交換に置き換わっているという。

そして今回、搭載されるタイムラインはそのソーシャル機能をより前に推し進めることになるだろう。

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塩見氏の話では、Eightユーザーはタイムライン上で繋がっている(名刺交換をした)ユーザーの更新情報やその人と繋がっているユーザーの情報(これは自分が繋がっていない人については個人情報は見れない)、ニュースやユーザーが所属している会社のプレスリリースなどをチェックすることができる。コメントなどのコミュニケーションも可能だし、そこからつながりを申請することもできる。

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話の印象ではfacebookのタイムラインに近いものと思えばいいかもしれない。ある程度ビジネスソーシャルネットワークが構築されている状態のEightがこのタイムラインを実装すると、これまで自分が名刺交換した人たちのつながりを可視化できそうだ。

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