位置連動型プッシュ通知「popinfo」を提供するアイリッジ、東証マザーズに上場へ

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位置連動型プッシュ通知 popinfo を開発・提供する、O2O(オンライン・トゥ・オフライン)ソリューション・プロバイダのアイリッジは11日、東証マザーズへの上場承認を受けたことを発表した。証券コードは 3917 で、上場日は2015年7月16日を予定している。

仮条件決定日は2015年6月29日、ブックビルディング期間は6月30日から7月6日まで、公募価格決定日は7月7日で、申込期間は7月8日から7月13日まで。野村證券が主幹事を務める。

アイリッジは2008年の設立で、2015年4月現在の社員数は31人。GPS、Wi-Fi、iBeaconから取得した位置情報を用いた O2O ソリューションを開発しており、同社の位置情報連動プッシュ通知ASP「popinfo(ポップインフォ)」は300以上のアプリに導入され、累計2,000万人のエンドユーザに利用されている。

集客・販売促進のほか、「popinfo」を搭載したアプリの利用状況を分析・可視化する「ターゲティング」、アプリによる決済後におすすめ情報を配信する「CLO(Card Linked Offer)」、POS システムと連携して店舗での購買状況が把握できるサービスなどを提供している。

アイリッジの主要株主と保有株式比率を見てみると、創業者で社長の小田健太郎氏が47.85%、デジタルガレージ傘下のDGインキュベーションが18.78%、以降、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタルのほか、CLO サービスなどで協業関係にある NTT データなどが続く。ここで触れた主要株主5者については、上場後90日間は株式を売却できないロックアップが設定されている。

アイリッジの2013年7月期の売上高は約2億5,714万円、純利益は約2,198万円、2014年7月期の売上高は4億7,886万円、純利益は約1,757万円だった。

(売上や株式比率、諸条件については、JPX 日本取引所グループの開示情報を参考にした。)

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