グッドパッチと不動産大手のアットホームが共同事業へーー新築・分譲マンション選びの新アプリ「TALKIE(トーキー)」を発表

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新しいプレイヤーと昔から存在するプレイヤーが共同すると、どんなものが生まれるのだろうか。UIデザイン会社グッドパッチと1967年創業し不動産情報サービス事業を展開するアットホームが共同し、新たな事業に乗り出すことを明らかにした。

両社が共同で取り組むのは、新築・分譲マンション選びのアプリ「TALKIE(トーキー)」だ。リリース日は2015年7月上旬を予定しており、本日から事前登録をスタートしている。

「TALKIE」は、新築・分譲マンション購入を検討しているスマホ世代のユーザに向けて開発されたアプリ。アプリ内では物件ごとにフォローすることができ、物件担当者が投稿する物件に関するトピックスや物件が位置する街のエリア情報を閲覧することができる。

アットホームが実施しているアンケート調査によれば、多くの人々が不動産選びのタイミングにおいて、近隣情報の提供を求めている傾向があるという。

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情報を見ていて物件のことが気になったら、担当者と直接チャットでやりとりをすることも可能だ。こうした「トーク機能」のようなユーザと物件担当者の距離を縮めるための機能は、グッドパッチで「TALKIE」の開発をリードしている小島芳樹氏が、物件を見に行く際にプロセスが多すぎることや、直接会うと担当者が魅力的であることが多いことから生まれている。

7月上旬のアプリ配信開始時期には、東京都内23区限定にて物件の掲載を開始する予定。その後、首都圏を中心に順次全国に展開していく予定。

「TALKIE」では物件情報の掲載が有料となる。最初、グッドパッチにアットホームから相談がきたときは、デジタルのカタログを作りたい、といった内容だったそうだ。そこからディスカッションを重ねることで、今のような共同で事業を展開する内容になっていった。

グッドパッチとしては共同事業として初の取り組みとなる。同社は今後も強みであるUIデザインを活かした新規事業創出を様々な企業とコラボレーションして行っていく方針だ。

近頃、数多く登場してきている不動産領域における新プロダクトとしても「TALKIE」は注目だが、デザインエージェンシーが事業領域に乗り出した事例としても注目したい。

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