バックオフィスのオートメーション化を目指してーーBizerが会社運営に関するタスクを代行する「マキトリ」機能を追加

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中小企業向けクラウド型バックオフィスサービス「Bizer(バイザー)」を運営するビズグラウンドは本日新たな機能をリリースした

これまでBizerは「会社運営のダンドリ」という機能で、会社運営に関するタスクをToDoリスト化できるようにしていた。今回、新しくリリースされた「会社運営のマキトリ」機能では、リスト化されたタスクの実行作業を完全にBizer側で巻き取ってくれる。

会社運営タスクを代行

これまではユーザ側で実行しなくてはならなかった部分を、Bizer側が実施してくれる。ユーザはタスク化し、「マキトリ」ボタンをクリックするだけでタスクをBizerに巻き取ってもらうことが可能だ。

まずマキトリを依頼できるのは、「従業員の雇用」「従業員の退職」に関するタスク。「従業員の雇用」では、内定者から必要な情報をヒアリングする作業も Bizer のコンシェルジュが代行して行い、Bizerの認定士業によって役所向けの文書生成から届出まで行う。

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テストユーザとしてマキトリ機能を利用していたBizerユーザは、雇用時に発生していた約20時間のバックオフィス業務時間が、0時間になったという。

代行するとなると、かなりBizer側の負担が増加しそうだが、Bizerはこれまでにもタスク化機能や書類の自動生成機能等を提供しており、Bizerのコンシェルジュもこのシステムを利用するため、負担はそこまで増えないそうだ。

バーチャルバックオフィス

このリリースに合わせて、同社はクラウド型バックオフィスという表現から、バーチャルバックオフィスという呼び方に変更した。

Bizerは、これまでの士業への相談、会社運営に関するイベントの管理等に加えて、バーチャルアシスタントサービスなどのように運営に関する必要な作業も代行するようになる。

書類の提出などには士業が行わなければならないものもあり、Bizerのスタート地点である士業とつながりがあることが、他のサービスとの差別化につながる。

競争が激しくなる「会社設立」

また、Bizerは会社設立時に必要な書類を役所に提出するなどの実務を巻き取る「会社設立のマキトリ」も、東京 23 区限定でリリースしている。23区に限定しているのは、会社設立の多くがこのエリアに集中しているためだ。

これまで Bizer で提供していた「会社設立の文書自動生成」機能を活用すれば作成できていた必要書類を、役所窓口に取りに行く作業や提出する作業を全て代行する。電子定款にも対応し、代行手数料などはかからない。

こちらでも大きくユーザの負担を軽減する。先日、freeeやマネーフォワードといったクラウド会計系サービスたちが会社設立をサポートする新機能を発表していた。現状、書類の提出等の代行まで実施するのはBizerのみとなっている。

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