医師100人以上が寄稿する医療メディア「メディカルノート」が2億5千万円を資金調達、医療機関の検索機能も

by Junya Mori Junya Mori on 2015.7.20

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医療サイト「メディカルノート」を運営するメディカルノートが資金調達を実施した。サイトのコンテンツ充実に必要な人材を確保するため、ジャフコに対して第三者割当増資を実施。2億5千万円を資金調達した。

「メディカルノート」は、医師、専門医、医療従事者が病気についてのコンテンツを発信する医療メディアだ。第一線で活躍する各科の専門家の監修、執筆、インタビュー等を通じて病気の情報を分かりやすく解説する。

メディカルノートの代表取締役の井上祥氏は、横浜市立大学の医学部を卒業した後、研修医を経験。その後、大学に戻り、横浜市立大学大学院医学教育学・消化器内科学を今年の3月に卒業した医学博士だ。在学中には多数の医療書籍の編集・執筆を手がけており、医療に関するコンテンツの作成を手がけていた。在学中にメディカルノートを創業し、現在に至る。

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メディアを運営する人々も医療に関する専門知識を理解することができ、かつ医療関係者以外がなかなかリレーションを築きづらい専門医ともネットワークを構築することができている。

井上氏「外来診療に来た患者さんに対して、診察のブースで対応する際、診断名を伝えます。診断名を伝えると、きっと伝えられた患者の人はその診断名について調べているのだと思います。ただ、それでたどり着くことができる情報は玉石混交な状態。

なかなか情報に辿りつくことは難しい。本来、シーンごとにその人にあった情報は異なります。医療側も丁寧に情報を伝えていかなければならない一方で、時間が限られている。」

患者により詳細な情報を、わかりやすく伝えていかなければならない一方、医師には時間が足りない。この現状を解決する策のひとつとして、井上氏はメディカルノートを提案しているという。

井上氏「情報を知りたい患者と、教えたい医師の間にギャップがある。このギャップを埋める解決策の一つがメディカルノートです。私たちから医師に執筆を依頼する際、想定利用シーンをお伝えしています。

医師自身が自ら書いた記事を使って、患者に説明するようシーンを想像してもらっています。そうすることで、医師は一度コンテンツを作成すると、自分の患者にそのコンテンツを見せながら症状の説明をすることが可能になります。」

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医師という時間がない職種であり、かつ専門性の高い情報を扱っている人々に、わかりやすいコンテンツを作成してもらうため、「メディカルノート」は取材と編集を行っている。この取材と編集にも知識が必要なため、ここのリソースが不足している状態だ。今回調達した資金は、この部分の人材確保に充てられる。

「メディカルノート」は現在α版。今年の秋には、医療機関の検索機能が実装される予定だという。病気の症状や治療法などを紹介する現在のサイトの内容と組み合わせることで、ユーザが病院や医師探しをしやすくなるようにしていく。

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