いつの間に習慣になってしまったマルチタスクの罠ーー「シングルタスキング」のすすめ

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<Pick Up> Forget multitasking. Real productivity comes from single tasking

最近考えていることとシンクロするので、Entrepreneurの書籍紹介の記事をピックアップしてみました。その書籍というのが、「Singletasking: Get More Done – One Thing at a Time」というもの。日本のアマゾンでも洋書が販売されているみたい。

マルチタスクと聞くと、いくつものことを同時にこなしてみせる素晴らしいスキルのように言われているけれど、この本はその逆を説くもの。著者のDevora Zackさんによると、マルチタスクはわたしたちの生産性を最大40%も下げてしまうものだとか。

というのも、マルチタスクと言われているものは実際にはマルチタスクではないから。わたしたちの身体が同時に2つの場所にいることができないように、脳もまた2ヶ所に同時にいることはできない。単純に、複数のタスクを猛スピードで行ったり来たりしているに過ぎない。

一方、著者がすすめるシングルタスキングは、そもそも脳が本来使われるべき形。常に、目の前の一つのことだけに心身ともに傾けること。打ち合わせに参加するなら、そもそもパソコンは持ち込まない。その場の議論に参加することだけをする。

マルチタスクが習慣になってしまった今、シングルタスキングに切り替えるハードルはとても高い。でも、マルチタスキングの忙しさにかまけて見落としている大事なことに気づかせてくれるかも。

via. Entrepreneur

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