Cubieのチーム改組から4ヶ月、台湾のメッセージアプリ「Pal+」がシリーズAラウンドで130万ドルを調達

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台湾を拠点とするチャット・メッセージ・アプリ「Pal+」は、Asiasoft からシリーズAラウンドで130万ドルを調達したことを明らかにした。Asiasoft (SET:AS) はタイに本拠を置き、東南アジアにゲームパブリッシングを行う上場企業だ。このラウンドには、既存投資家の FunP に加え、台湾のVC である Expert Idea も参加している。Pal+ はシンガポール登記の Pomelo Network によって運営されており、R&Dチームは台湾で活動している。

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Pal+ は、関心事の似たユーザ同士がディスカッションできる、さまざまなフォーラムを提供するアプリだ。ユーザは生活、エンターテイメント、ゲーム、アニメなどのトピックをシェアしたり話し合ったりでき、それらをいいねしたり、友人とシェアしたりできる。

2012年に設立された同社は、500 Startups から資金調達した台湾で2番目のスタートアップだ。台湾の上場ゲーム会社を長年率いてきた Thelma Lin(林音)氏が2014年にチームに参加した。

世界中からのダウンロード件数は約20万件、うち、約半数の月間アクティブユーザは東南アジアからのアクセスだ。我々にとって、その流れを追って東南アジアに集中するのは当然のことだった。Asiasoft からの投資は、タイなどの東南アジアにいる Pal+ のユーザを重視する上で極めて重要だ。(Lin 氏)

Asiasoft はタイ証券取引所に上場しており、オンラインゲームのパブリッシング、インターネット・カフェの運営、オンライン決済システムを手がける。ゲームのパブリッシングは、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシアがサービス提供地域だ。

Asiasoft 会長の Sherman Tan 氏は、次のようにコメントしている。

Asiasoft には、ゲームパブリッシングとデジタルエンターテイメントのビジネスで10年以上の実績がある。我々のプラットフォーム上には、東南アジアから1.3億人のユーザが登録している。我々のコンテンツやディストリビューションを活用し、すべてのゲーム・パブリッシャーが東南アジアの人々に、モバイルを通じてコンテンツを届けることができるよう、Pal+ と中立的でオープンなプラットフォームを作り上げることが目標だ。

【via e27】 @E27co

【原文】

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