アイテム数27万超、着回し案が見つかる「XZ(クローゼット)」がgumiベンチャーズなどから1.4億円を調達

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女性向けソーシャル・クローゼットアプリ「XZ(クローゼット)」を運営するSTANDING OVATIONが、gumiベンチャーズ、DBJキャピタル、アイスタイルキャピタル、エンジェル投資家を引受先とする第三者割当増資により、1.4億円の資金調達を実施しました。Skyland Venturesからのシード期投資に続く2回目の増資となります。

アイテム数27万点、着回しアイディアは55,000件超

XZ-user-closet XZ-lookbook

自分のクローゼットを前にして、「着ていく洋服がない」と嘆く女性は少なくありません。でも本当の問題は別のところにあります。実際には手に余るほど多くの洋服を持っているのに、それをどう着回していいのかがわからないのです。

ユーザーが自分のクローゼットの中身をXZに登録することで、手元の洋服を活用した着回しアイディアが発見できるのがXZの最大の魅力。オンラインのクローゼット化は着々と進み、アイテム登録数は27万点を突破。また、55,000件を超える着回しアイディア提案が集まっています。ヘビーユーザーの中には、Myクローゼットに600点以上を登録し、400件以上のコーデを作成しているようなユーザーもいるほど。

アイテムを登録すれば、自分では思いつかなかった着回しの案が返ってくる。それが楽しくて、もっとアイテムを登録する。今後は、この循環を強化するためのさまざまな機能追加やアップデートを予定しています。

アプリの大幅アップデートやコンテンツ強化も

XZ-website

8月中旬に予定するのが、アプリの大幅アップデート。より多くのユーザーに新しい着回しアイディアとの出会いを体験してもらうために、Q&Aやランキングを追加します。また埋もれているコーディネートコンテンツを、着回し軸でピックアップして見せていく予定も。アップデート後は、登録・投稿した1つのアイテムに対して、100の着回しアイディアが戻ってくるように設計されています。

また9月頃には、スマホとPCで閲覧できるWeb版のリリースも。コンテンツを集客のフックにして、「ウェブで学ぶ→アプリで実践」という流れを作ります。XZのユーザーが関心の高そうな着回しファッションネタからコーデ理論や色彩学まで、ユーザーの着回し下手をコンテンツ面でもサポートしていくとのこと。

ビジネスモデルという意味では、アパレルブランド店舗とのオムニチャネル連携を強化。例えば、店舗による究極のホスピタリティ接客の実現を後押しするB2Bソリューションの提供や、バーチャル試着システムの開発などにも着手していきます。

これまでのファッションのあり方は、メディアからユーザーへという一方通行なものでした。日ごとに大きくなる、XZ上のオンラインクローゼット。これによって、ユーザー間のクローゼット交流を起点とした、ボトムアップの新しいファッションのあり方が誕生しつつあります。

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