ECサイト向け購買動機促進サービス「ZenClerk」が、アメリカのSocialStartsから資金調達

Masaru IKEDA by Masaru IKEDA on 2015.7.6

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ECサイトを対象とした購買動機促進サービス「ZenClerk」を提供するスタートアップ Emotion Intelligence(以前の社名は、DoBoken)は6日、ニューヨーク拠点のスタートアップ向け投資ファンド SocialStarts から資金調達したと発表した。なお、調達額などの詳細については明らかにされていない。Emotion Intelligence にとっては、昨年のサービスローンチ時のエンジェルラウンドに続く、シードラウンドとなる。

SocialStarts は アメリカのIT出版大手 Ziff-Davis Publishing の President などを務めた William Lohse 氏が設立した〝ベンチャーファンド・ファミリー〟で、これまでに日本の Tokyo Otaku ModeFlyData などを含む130以上のスタートアップに投資をしている。

ZenClerk は2013年、Open Network Lab のインキュベーション・プログラム第6期から輩出されたスタートアップで、割引クーポンを使ったECサイト向けの購買動機促進サービスに開発・提供している。ZenClerk では JavaScript でできた1行のタグを発行、ECサイト は自社環境にこのタグを埋め込むことで、デスクトップおよびスマートフォンからのアクセスに対し、ユーザの動きを分析することができる。機械学習とデータの解析に基づいて、ベストなタイミングでユーザの画面に割引クーポンを提示、ユーザを購買のアクションに誘導するしくみだ。

Emotion Intelligence の共同代表取締役である桑山礎(はじめ)氏は、今回の調達を受けて、次のようにコメントしている。

ステルス期間を合わせ、サービス提供開始から約2年が経ちました。ECユーザーの購買行動データを、人工知能を活用してビジネス運用し、様々なニーズを抱えたクライアント様のCVR向上に貢献できるための十分な知見とデータ量・特徴量を保有するに至っています。(中略)

今後も基幹エンジンである人工知能『Emotion I/O(エモーション・アイオー)』の精度を向上させ、EC業界全体の発展に貢献していけるよう尽力してまいります。

Eコマースが盛んなアメリカやイギリスを中心に、この分野においては、ExitmonitorGranifyUpsellitOptimonkPicReelYieldifyCartStackOptiLead などの競合が存在する。Emotion Intelligence がこれらの競合を相手にどのように戦っていくのかについては、今後改めて機会を設けて取り上げたい。

Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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