EメールとSlackが連携し、Slackのチャンネルで新しいメール体験を

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<ピックアップ>Email, meet Slack. Slack, email. | Several People Are Typing

Eメールのはいるのかいらないのか、というそんな論争も繰り広げられている昨今、SlackのCEOも以前には「Eメールは今後もなくなることのない素晴らしいツールではあるが、その役割が変わってきている」と語っていました。

社内のコミュニケーションツールとして成長を続けるSlackですが、そんなEメールとの関係を設計し直す機能を追加しました。それは、Slack独特の拡張機能である各種サービスとの連携で、Eメールを先日追加したと、8月13日付けのブログで発表しています。

メールに届いたさまざま内容を、メール内容やメールに付与したラベルに応じて自動で指定したチャンネルに振り分けてくれるとのこと。簡単に手順をまとめると、Slackの「Integrations」のページからEメールのオプションを選択し、Eメールを投稿したいチャンネルを選択、ラベル、名前、アイコンを選択する。すると、新たにSlackのEメールが生成され、それを使用することができるようになります。

連携すると、Slack用のアドレスが付与され、そのアドレスにメールするかメールの転送先にSlackのアドレスを指定すれば、自動でSlackのチャンネルに放り込んでくれます。たとえば、カスタマー用のコンタクトフォームの送信先として使用する、CRMを使っている場合には新しい顧客の連絡先を特定のチャンネルで共有するようにする、様々なアラート情報を特定のチャンネルに送信するようにする、など色々な使い道が考えられれます。

転送されたSlackのメールの内容は、通知だけでなくSlack内でメールの本文を読むことができるとのこと。ということは、わざわざメールでCcをつけなくても、グループのメンバーにメール内容を共有できるようになります。

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この機能が使えるのは有料プランからですが、既存のメールを残しつつも、仕事向けのメールを誰にどう共有するか、という点で便利になります。これまでinfoにきたメールをTrelloに転送し、そのTrelloをSlackに通知するようなことをした人も、このメール連携機能で、よりスムーズなメール共有が実現するかもしそうです。

つい1ヶ月前には、今オンラインで作業してる人向けに通知する@here機能を追加するなど、新しい機能を積極的に追加中のSlack。メールとの住み分けをしながら、いかに仕事の効率化を後押しするのか。Slack自身も、ビジネスコミュニケーションのさまざまなプラットフォームを目指しているように思えます。

共同編集:佐藤ゆき

via Slack Blog

 

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