学校に導入された3Dプリンターで、3人の小学生が同年代の女の子に義手を作って贈ったお話

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3Dプリンターを使って、Alyssaちゃんのために義手を作った3人の小学生
3Dプリンターを使って、Alyssaちゃんのために義手を作った3人の小学生

<ピックアップ> Sixth graders make 3D printed prosthetic hands for kids in need

まだまだアクセスが一部の人に限られる3Dプリンターですが、アメリカの教育機関には、子ども達の学習のために3Dプリンターを導入するところも。その一例が、サウスカロライナ州アーモにある小学校です。

この学校に通う3人の6年生の女の子は、せっかくある3Dプリンターを役立てる方法を探していたそう。そんな時に発見したのが、「Enabling the Future」という義手を必要とする人と3Dプリンターを持っている人を繋げる活動をする組織団体でした。

数週間もすると、同じくサウスカロライナ州に住むAlyssaという11歳の女の子とマッチングされました。何度か失敗を繰り返した後、3人は、Alyssaにピッタリの義手を作ることに成功。義手の色には、Alyssaが一番好きなパープルを選びました。「生まれてからずっとできなかったことができるようになった」と、涙を流して喜んでくれたそう。

その後、3人は学校で「Hand-A-Thon」を開催。85人のクラスメイトと共に、1日で20体の義手を作るプロジェクトでした。それが「2015 Belk Service Learning Prize」を受賞し、学校には3Dプリンターがもう2台導入されました。

「技術を人のために役立てる」という素晴らしい体験をした子ども達。彼女たちが大人になった時にどんなチャレンジに挑むのか楽しみです。(動画は、元記事でも見られます)

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