「完璧な」有料プラン紹介ページをつくる方法

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MailChimpの有料プラン紹介ページ
MailChimpの有料プラン紹介ページ

<ピックアップ> How to build the perfect pricing page on your website | The Next Web

多くのスタートアップのサイトに掲載されている「有料プラン(Pricing)ページ」。有料プランの申し込みを検討するときにユーザーが訪れるページですが、「有料プランを申し込む」というその企業の事業の行方を左右する重要な意思決定につながるページともいえます。

The Next Webの「完璧な有料プラン紹介ページを作成する方法」という記事は、有料プラン紹介ページのつくり方について多角的に解説をしている記事。有料プランページをつくるにあたっては、とにかく多くの考慮すべきポイントがあると著者は説きます。はじめの戦略立案から、コピーライティング、デザインにいたるまでしっかり考え抜くことが大切だといいます。

たとえば最初の戦略立案では、有料メンバーとなってくれそうな人がプランを検討する際に「どんな疑問をいだくか」「どんな難点を示すか」を考え抜くことが大事であるといいます。「作る側は買う側よりも自分のサービス・プロダクトを高く評価する傾向にある。なぜなら、自分が作ったものだから。でも改めて顧客の立場に立ってみよう。いくらだったら、払うか。そもそもお金を払う気になるか。では、どのタイミングだったら払うか」と著者は続けます。

メッセージは顧客の利益に焦点を置くこと。プラン名も重要

また、掲載するメッセージも注意深く練ることが大事だといいます。よくある間違いが「顧客に提供できる利益、価値よりも自分たちのプロダクトについてばかり語ってしまう」であるとのこと。また、「顧客が有料プランを選択する前に、 “返金も保証します” など注意事項ばかり並べる」のもよくある間違いとのこと。顧客がそうした点を考慮する前にもかかわらず、こちらから不安材料を与えることで、顧客を不安な気持ちにさせてしまうのだそう。

その他、プランの名前も工夫の余地があります。たとえば、MailChimpはプランごとに「起業」「成長中の事業」「大容量センダー」と名前をつけていますが、目的自体を名前に込めることで、顧客の不安を軽減し、自分にあったプランが選びやすくなるとのこと。

考えれば考えるほど、奥深い有料プラン紹介ページ。そのページから、企業のビジョンや思想すら見えてくる気がしてきました。The Next Webの記事では多くの実例とともに、解説がなされていますのでぜひ参照してみてください。

via The Next Web

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