サムライインキュベートがイスラエルにて「Accelerate Program Israel」を開始

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サムライインキュベートCEO 榊原健太郎氏
サムライインキュベートCEO 榊原健太郎氏

サムライインキュベートが、イスラエルでアクセラレータプログラム「Accelerate Program Israel」を実施する日本企業の募集を開始すると本日発表した。イスラエルのスタートアップの育成を通じて、現地の最先端技術を活用した研究開発やM&Aを加速することを目的とする。

「Accelerate Program Israel」は、これまで日本とイスラエルでスタートアップをインキュベートしてきたサムライインキュベートの経験、ノウハウをベースに運営する3ヶ月間のアクセラレータプログラムとなる。イスラエルで同社が運営するコワーキングスペース「Samurai House in Israel」、また「これまでイスラエルで築いてきたネットワークを活用できる」という。

テルアビブ
テルアビブの「Samurai House in Israel」

サムライインキュベートは2014年7月にイスラエルへ進出し、テルアビブ市内に現地インキュベーション・オフィスである Samurai House を設立した。今年1月には新ファンド「Samurai Incubate Fund 5号投資事業有限責任組合」を設立し、イスラエルのプレシードラウンドのスタートアップへの出資も行っている。また、5月にはイスラエルのスタートアップ・インキュベータ「Startup East」に出資しており、日本とイスラエル間のスタートアップの交流やエコシステムの連携を強化している。

サムライインキュベートの両角氏は、イスラエルにおける日本企業のプレゼンスが中国や韓国などに比べるとまだまだ低いと語る。

アリババなどの中国企業によるイスラエルスタートアップの買収事例も増えていますし、サムスンは「Runway」というアクセラレータプログラムをイスラエルでローンチさせています。そうした動きと比べると、日本企業の動きは小さい状況です。

日本国内では、日本IBMと共に実施するインキュベーションプログラム「IBM BlueHub」などの事例があるが、イスラエルでも同様の枠組みでスタートアップを5社ほど選出して、3ヶ月間のアクセラレータプログラムを実施できればとのことだ。

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