遠く離れた家族を繋ぐ、自宅のテレビを3ステップで動画・写真共有サービスに変える「まごチャンネル」

by Yukari Mitsuhashi Yukari Mitsuhashi on 2015.9.14

自宅のテレビで子どもや孫の様子がわかる「まごチャンネル」
自宅のテレビで子どもや孫の様子がわかる「まごチャンネル」

多くの人がスマホを肌身離さず持つようになって、人との距離が圧倒的に縮まったかのように思える昨今。でも、スマホを使いこなさない世代との距離感は、むしろ一昔前に比べて広まっているような気がします。そんなシニア世代との繋がりをもたらしてくれるのが、IoTスタートアップ「チカク」の「まごチャンネル」です。本日、Makuakeで事前予約を開始しました。

実家のテレビで孫の様子がわかる

まごチャンネルは、おじいちゃん、おばあちゃんが普段見ているテレビに、動画や写真を直接配信する動画・写真共有サービスです。専用のスマホアプリで撮影すると、それが実家のテレビに配信されます。通信回線を搭載しているため、実家にインターネットや無線LAN環境がなくても利用可能。祖父母は、あたかも一つのテレビチャンネルを見ているような感覚で孫や家族の様子を知ることができます。

まごチャンネルのセットアップは、たったの3ステップ。端末の電源ケーブルを繋いで、テレビにHDMIケーブルを繋ぎ、電源ボタンを入れる。これだけで、自宅のテレビに「まごチャンネル」が追加され、普段使っているテレビリモコン使って操作することができます。

「インターネットという言葉自体を意識させず、ただ端末を繋げばチャンネルが追加される。デジタルに馴染みがない祖父母世代にすんなり使ってもらえる、そんな顧客体験を目指しました。いつも見ているテレビチャンネルに加えて、孫専用のチャンネルができた感覚で楽しんでいただけます」(チカク代表 梶原健司さん)

祖父母にテクノロジーが寄り添う

桑田健太さん(左)、梶原健司さん(中央)、佐藤未知さん(右)

遠く離れた実家に住む両親や祖父母はスマホを使いこなしておらず、どうしても連絡が取りにくい。結局、話すのは数ヶ月に1回になってしまう。そんな人は決して少なくないはず。テクノロジーの進化で世の中が便利になったと言われるものの、そこには埋められない溝が生まれています。

淡路島で、両親と祖父母の3世代で生まれ育ったチカク代表の梶原さん。既に祖父母は他界していますが、現在は東京で育てる2人のお子さんと、実家のご両親が同じ関係にあります。実家への帰省は多くても年に1〜2回。少しでも孫の存在を近くに感じてほしいとデジタルフォトフレームなどの既存サービスを色々試してみましたが、どれも実家のご両親には使いこなせませんでした。

「ITの世界で、祖父母くらいの年代に寄り添った製品やサービスが皆無であることを思い知らされました。どれもスマホやPCを使うことが前提で、ITの知識が少ない利用者側が作り手側に歩み寄る必要がある。祖父母世代の観点から、本当に使いやすいものってなんだろう?と考えたことが、まごチャンネル誕生のきっかけです」

「家に明かり灯る」身近なコミュニケーション

写真や動画が送られて来ると、家に明かりが灯る
写真や動画が送られて来ると、家に明かりが灯る

まごチャンネルのサービス開発に着手してから、デジタルフォトフレームなど既存サービスについてのヒヤリングを重ねたチーム。デジタルフォトフレームを実家にプレゼントしたものの、だんだん使わなくなってしまったといった声が多く聞かれました。その理由は、相手が見てくれているのかがわからないこと。見てくれているのかもわからず、反応も届かないため、徐々に写真を送るモチベーションも薄れてしまう。

一方のまごチャンネルは、家の形をしています。まごチャンネル専用アプリで撮った写真や動画が届くと、実家にある「家」の窓にそっと灯りがつく。遠く離れた場所に住む子どもや孫が家に返って来たことを知らせてくれるかのよう。また、まごチャンネルを実家が見始めると、今度はアプリ側に「実家がまごチャンネルを見始めました」というプッシュ通知が飛びます。

「離れた場所にいる親子と祖父母が、日々の生活の中でお互いの存在を自然と身近に感じられるコミュニケーションになることを意識しました。あ、今見てくれているんだな、もっと撮って送ってあげよう。今見てくれているなら電話をしてみよう。まごチャンネルを介して、離れて暮らす家族のコミュニケーションが促進されるよう工夫しています」

Makuakeで事前予約が開始されるまごチャンネルは、早割が特別価格の初年度2万1,260円〜。まごちゃん受信ボックス12,800円と、月額使用料通常980円のところを3ヶ月間無料で利用することができます。今後は、需要予測やサービスへのニーズ実証を行いながら、セットアップボックスの量産化を進めていくとのことです。

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