第三極のアプリマーケット構築を目指してーーヴォラーレが社名を「ナイル」に変更し、アプリレビューサービス「Appliv」の米国版を公開

Junya Mori by Junya Mori on 2015.9.15

ナイル代表取締役 高橋飛翔氏

ナイル代表取締役社長 高橋飛翔氏

ヴォラーレが本日、ユーザ参加型のスマートフォンアプリ情報サービス「Appliv(アプリヴ)」の米国版を公開した。合わせて、社名を「NYLE(ナイル)」に変更したことを発表。

新社名の「ナイル」は、Near Your Life の頭文字をとってつけられたという。この新たな社名は「数十年後でも、人のそばにいるようなずっと残っていくものを作る」というコンセプトを表している。

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「Appliv」は、国内でウェブ版とアプリ版で展開しており、アプリの紹介記事やユーザレビュー、ランキング等でアプリ情報を提供している。アプリのプラットフォームよりもユーザがアプリを見つけやすい状態を作りだそうとしているサービスだ。

今回リリースされた米国版Applivでは、米国で人気のアプリのレビューをナイル側で制作し、2015年内に数千本のレビューを掲載していく予定。コンテンツ数を増やしながらカテゴリの分類も実施し、約1000カテゴリに分類していく見通しだ。

コンテンツの生産は、同社が今年の6月に立ち上げたフィリピン子会社 NYLE ASIA PACIFIC が担う。現在は、10名ほどの規模で現地で採用したライターが英語記事の執筆を行っており、年内に30名ほどの規模まで拡大する予定だという。

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米国に続き、英国、カナダ、インド、オーストラリアといった英語圏の合計8カ国向けて、順次サービスを展開する。2016年春頃をめどに、各国英語版の合計で数百万人のユーザ数を目指している。

英語という共通した言語でありながら、国ごとに分けているのは、国によって言語体系が異なっていたり、マーケットの事情が異なるためだ。英語圏でのサービス展開がうまくいけば、次は別の言語圏にも展開していくという。

「Appliv」北米版

「Appliv」北米版

彼らのようにアプリレビューサイトを大きな規模で展開しようとしているプレイヤーは海外にも存在していないという。ナイルは早い段階からコンテンツ数を増やしていき、日本でサービスを成長させてきたように、海外でも「Appliv」を成長させていこうと考えている。

彼らが見据えるのは、単なるアプリレビューサイトでは終わらない。彼らが目指すのは、App Store、Google Play Storeに続く、第三極のアプリマーケットだ。アプリマーケットは複数存在しているが、中国以外ではなかなかうまくいっていない。

まず「Appliv」でレビューを蓄積していって、ユーザ数を増やし、トラフィックを稼げるようになれば、アプリマーケットとして機能させることができると考えているという。ナイル代表取締役社長の高橋飛翔氏は、

「将来的に、レビューサイトからアプリマーケットへと進化させることも可能だと考えています。トラフィックが十分に獲得できるようになり、技術的にマーケットに移行できるようになった段階で挑戦したいと考えています」

とコメントしている。同社は今後、外部資本を入れることも視野に入れながら、IPOを目指して事業に注力していく。

Junya Mori

Junya Mori

モリジュンヤ。2012年に「Startup Dating」に参画し、『THE BRIDGE』では編集記者として日本のスタートアップシーンを中心に取材。スタートアップの変革を生み出す力、テクノロジーの可能性を伝えている。 BlogTwitterFacebookGoogle+

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