NYのアドテク・スタートアップYieldmoが、モバイル広告を簡単に試作&公開できる「Ad Builder」をローンチ

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Image Credit: Yieldmo
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ユーザを惹きつけるモバイル広告を作成し承認を得るのが、より簡単になった。AdtechショップYieldmoは本日、オンラインの「Ad Builder」をリリースする(編集部注:原文掲載8月11日)。誰でもこのツールを試しに使ってみることができる

Google VenturesとTime Warner Investmentsといった企業が支援する、このニューヨーク市を拠点とする企業は、モバイル広告用のプライベートマーケットプレイスを提供している。comScoreによれば、そのネットワークのユニークユーザー数は約1億1000万に達するという。

業界のエコシステム内のすべての広告主と発行者を対象としたこの新たなツールを使えば、Yieldmoが自社のAd Format Labで開発した16の新たなフォーマットのいずれかを使って、数分のうちに広告を作成することができる(将来的には、数時間のうちに承認されるようになるだろう)。ユーザは画像やテキストといったものを追加したら、クリックして選択するだけでいい。

フォーマットはモバイルユーザを惹きつけるように作られており、Hyperscroller、 Pull、そしてWrapperといった名称で用意されている。

試作品の広告を見れば、モバイルウェブ上でどのように表示されるかが分かる。デザインチーフのDavid Goligorsky氏は、デザインはYieldmoによる微調整が必要かもしれないが、iOSおよびAndroidアプリ用バージョンは、基本的には同じように見えるだろうと語った。

以下は、無音のツールデモである。

いったん完成させると、URLを介してこの試作広告を承認者で共有することができる。Ad Builderの基本はデスクトップだが、Eメールで送られてきたリンクを開くことで、対象とするデバイス上で試作広告をプレビューすることができる。ツールはスマートフォンしか表示していないが、この広告はタブレット向けでもある。承認されると、Yieldmoはこの試作広告を最終的な完成広告としてシステム内に移動させる。

Yieldmo内部でしか使用されていなかった、このセルフサービスのAd Builderは、同社が内部でArtic Falconと呼んでいるプロジェクトの一部だ。同プロジェクトの次の段階は、広告費や広告の投入日を明確にするといった機能を追加することになるだろう。

プロダクトデザインの指導的立場にいるShawn Sprockett氏は、広告ビルダーは他にもあるが、これは広告フォーマットの質と使いやすさから、類を見ない物であると言及した。GoogleにはDoubleClickの顧客用の広告ビルダーがあり、広告ショップのCeltraには「もっと分かりにくい」ものがあり、そしてFacebook、Twitter、そしてGoogleのAdWordsには基本的なものが用意されていると、彼は指摘した。

また、本日EコマースサイトBigcommerceは、同プラットフォーム上で、小売業者のカタログに載っている製品からソーシャルメディア広告を作成できる独自の半自動のProduct Adsセルフサービスツールをローンチしている

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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