3Dプリンターで出力された、プログラミングが可能な教育用ロボットキット「Roby」が開発されている。Kickstarterで支援を募集したところ、目標額となる25,000ドルを集め、プロジェクトは成功となっている。
「Roby」はロボットを構築するための学習プラットフォーム。自身の手で組み立てることで、ロボットの組み立て方やScratchなどでのプログラミングについて学ぶことが出来る。ArduinoやRaspberry Piについても使用することで、使い方を習得することが可能としている。
Robyにはステップに合わせて、「Roby Junior Kit」「Roby Standard Kit」「Roby Genius Kit」といった3種類のキットが用意されている。
「Roby Junior Kit」は、Arduinoによって自律遠隔操作が可能な年少者向けのロボット。障害物を避けたり遠隔操作を可能にしたるするための、Arduinoボード、2つのDCモータ、DCモータを駆動するためのシールド、超音波センサがキットに含まれている。また、購入時に選択したカラーで3Dプリントされたパーツ、Robyを構築するために必要なすべてのハードウェアも含まれている。
「Roby Standard Kit」は、2輪で”歩行”するロボットを組み立てることが可能。それに必要となるアームやサーボモータ、ステッパーモータやジャイロスコープなどがキットに含まれているとのこと。
「Roby Genius Kit」は音声認識や音声コマンドといった操作が可能となる。最新のRaspberry Pi、無線LAN / Bluetoothモジュール、カラーディスプレイ、ビデオカメラ、マイク、スピーカーといったパーツが含まれるという。
また、それぞれにアップグレードキットが用意されており、JuniorからStandardへのステップアップも出来るようになっている。
組み立てられたRobyは二輪でバランスを取りながら走行が可能で、倒れた時に起き上がることができるように2つのアームを持っている。車輪を追加することで、4輪での走行を行うことも出来る。3Dプリンタによって作成したパーツを使って外観のカスタマイズを行うことも可能。
公式ウェブサイトで、3Dプリンティング、Arduino、Raspberry Pi、センサ、ステッパモータ、プログラミングなどについて学ぶことが可能としている。
Kickstarterでのキャンペーン期間は終了しているが、現在は公式サイトにて予約を受け付けている。「Roby Junior Kit」が84ドル、「Roby Standard Kit」が179ドル、「Roby Genius Kit」が299ドルとなる見込み。
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