7th heaven&Co.が、Jリーグクラブを応援するサポーター向けアプリ「JOOOY(ジョイ)」を正式リリース

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東京に拠点を置くスタートアップ 7th heaven&Co.(セブンスヘブンアンドコー)は2日、Jリーグのクラブを応援するサポーターのためのモバイルアプリ「JOOOY(ジョイ)」を正式リリースした。アプリは iOS 向けで、iTunes AppStore から無料でダウンロードできる

JOOOY は、応援するJリーグに特化したニュースを国内3,000以上のメディアからキュレーションする機能、同じクラブを応援するサポーター同士がコミュニケーションを図れるミーティングルーム機能、サポーター同士がつながることのできるフレンド機能から構成される。

これまで同じクラブを応援するサポーターが集まる場は、オフラインではホームのスタジアム近くの飲食店などに限られ、オンラインにおいては Facebook や LINE など勝手連的に生まれたコミュニケーション・チャネルが分散していた。7th heaven&Co. では、Jリーグのコアサポーターやクラブの運営担当者らの意見を取り込んで「JOOOY」を構築したことにより、この分野におけるデファクト的な存在になりたい考えだ。クラブを巻き込んでいることから、アプリへの選手の参加やサポーターとのインタラクションも期待できるだろう。

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7th heaven&Co. を立ち上げたのは、代表取締役を務める天上博規(てんじょう・ひろき)氏と、取締役の野本善貴(のもと・よしたか)氏の二人だ。

天上氏は、小学3年から高校3年までJリーガーの夢を追った元サッカー少年。高校卒業後はミュージシャンを志し、バンドのリーダーとしてメジャーデビュー。台湾や中国で活動を展開し、台湾で最も人気のある日本人パンクバンドとして、ライブに4万人を集客した実績がある。一方、野本氏もサッカーではインターハイに出場した経験があり、ラジオDJのほか、テレビ番組やイベントのプロデュースに従事。直近では、リクルートの共同購入サイト「ポンパレ」の立ち上げなどに参画している。

二人に共通するのは少年時代にサッカーに明け暮れた経験と、Jリーグをもっと盛り上げたいという思いだ。

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天上博規氏

Jリーグと同時期に開幕したプレミアリーグなどは、Jリーグをはるかに超える盛り上がりと事業規模を誇ります。この事実を単純に文化の違いやサッカーというスポーツの市場ポテンシャルの差とは捉えがたい現状があります。私たちはこの原因をサポーターとクラブチーム(間接的には地域商圏)の関係が希薄であることだと考えています。(中略)

そのような現状と仮説を踏まえ、私たちはサポーターとクラブチームを繋げ、お互いがお互い身近に感じ、サッカーを通じて生まれる喜怒哀楽を共有できる場を作り、将来的にはサッカーを通じて地域基盤を醸成していくことをミッションとし、サポーター専用のライフスタイルコミュニケーションアプリ提供を開始しました。(プレスリリースから)

JOOOY は無料アプリとして提供されるが、マネタイゼーションについては、クラブ別のニュースウォールのへの広告出稿スポンサーなど、現時点で十種類以上の方法が検討されている。コアサポーターにとっては、日本各地のスタジアムへの応援遠征などに費用がかさむが、将来的には、JOOOY を通じたサポーター同士のシェアリングエコノミーのようなものを作り上げることも可能だろう。

7th heaven&Co.では、今後の1年間で JOOOY のダウンロード件数200万件の達成を目指している。

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