秋になるとデザイン関連のイベントが増える。東京デザインウィークに、Any Tokyo、Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015など様々。
毎年開催されている公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」も、この時期のデザイン関連イベントの目玉のひとつ。
そんなグッドデザイン賞は、10月30日に2015年度特別賞と大賞候補を発表。特別賞を受賞した中に、本誌でも紹介したことのあるスタートアップたちが名前を連ねていたので紹介したい。
グッドデザイン金賞
経済産業大臣賞であるグッドデザイン金賞を受賞したのは、パーソナルモビリティの「WHILL」と、電動義手を開発するexiiiだ。
この他には、TOYOTAの水素自動車「ミライ」やtakramが手がけた経済産業省の地域経済分析システム「RESAS」のプロトタイプなどの名前が並ぶ。
「WHILL」や「exiii」はテクノロジーを用いて人の可能性を増幅し、これまでとは違った視点を提供するプロダクトたちだ。グッドデザイン金賞受賞した彼らは、グッドデザイン大賞候補にもなっている。
未来づくりデザイン賞
来るべき社会の礎を築くと認められるデザインに対して贈られるという未来づくりデザイン賞では、クラウド会計ソフト「freee」とクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」が選ばれた。
「Cloud」と「Crowd」、それぞれのクラウドが今後日本社会にポジティブな影響をもたらしてくれることには期待が集まる。この他、ハイブリッド黒板アプリ「Kocri(コクリ)」も未来づくりデザイン賞を受賞。
ものづくり賞
全国の中小企業による製品開発の中から、特に優れていると認められるデザインに対して贈られるものづくり賞では、クラウドファンディングサイト「Motiongallery」が受賞。
前述のクラウド関連サービスたちと合わせて、クラウドファンディングサイトが受賞したことを見ると、クラウドという仕組みが社会に浸透し始めているのかもしれない。
こうしてアワード等に選ばれたことを励みにして、さらに活躍してもらいたい。
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