ONLabが第11期デモデイを開催、ソーシャルメディア分析で世界の事件を即時に伝える「Spectee」が優勝

Masaru IKEDA by Masaru IKEDA on 2015.10.3

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(本稿における写真は、すべて Open Network Lab による提供。)

東京のスタートアップ・インキュベータ Open Network Lab は2日、インキュベーション・プログラム第11期のスタートアップを披露するデモデイを開催した。7チームが選抜され3ヶ月間にわたってメンタリングや支援を受け、この日のデモデイに臨んだ。デモデイの最後には、主要メンターらが審査投票によりチームを表彰した。

Best Team Award 獲得: Spectee

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Spectee は、世界中で「今」起きている、あらゆる出来事をリアルタイムに映像で配信する情報配信プラットフォーム。世界中でソーシャルメディア上に投稿された動画や写真を独自開発した人工知能エンジンで瞬時に収集・解析・編集し、最新情報を伝える。

最近では、Spectee を展開するユークリッドラボはソニーと協業、海外カンファレンスなどで Spotpedia など Spectee をエンハンスしたプロダクトも発表している。詳しくは、今年の Mobile World Congress をカバーした拙稿を参照してほしい。

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特別賞 獲得: Sparkle Box

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Sparkle Box は、Eコマースに精通した女性3人が設立したスタートアップ。月額2,500円で総額25,000円相当のアクセサリー3点を何度でも借りられるオンライン月額制レンタルサービス。

「欲しい物リスト」から好みの商品を2点選ぶ。加えて、サイト上にユーザが登録した好きな色などファッションスタイルに基づいて、Sparkle Box のスタイリストがもう1点アクセサリーを追加でつけてくれる。

現在、18ブランド500以上のアイテムが登録されており、気に入ったアイテムはそのまま20%オフで購入することもできる。

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特別賞 獲得: Codenews

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Codenews はエンジニアのためのニュースキュレーションプラットフォーム。ユーザーに最適化されたプログラミング情報を定期的に配信している。現在、複数の言語に対応しており、ユーザーの30%が英語圏からの登録だ。

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以下は入賞はしなかったが、興味深いピッチを見せてくれたスタートアップの各チームだ。

Qangaroo

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Qangaroo(カンガルー)は、Web開発におけるテスト工程一元管理ツール。開発のテスト工程で多発するトラブルを解消するため、リアルタイムでの進捗管理機能や、テスト作成支援機能、仕様書とテストの整合性追従機能などを提供している。

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Dragonfly Pay

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Dragonfly Pay は、円やドルなどの通貨を、ブロックチェーンによりデジタルデータ(デジタル通貨)に変換し、安価に素早く国境を越えて相手に送金する仕組みを開発している。

Bitcoin やブロックチェーンを使った海外送金スタートアップとしては、先ごろ、韓国の Coinplug が約5.1億円を調達、同じく韓国の Sentbe(센트비)が近くサービスを開始するとしている。

Hacker Analytics

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グルメキュレーションアプリ「Tapli(タプリ)」の展開で知られるラビッツが次に挑むのは、Hacker Analytics。GitHubやその他の技術的サービスを解析し、エンジニア人材の技術力を可視化するサービス。現状、エンジニア採用にかかっている、時間と費用を効率化し、非エンジニアの採用担当者でも欲しい人材を簡単に見つけられる環境を提供する。

asQme

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以前 THE BRIDGE でも紹介した、海外アーティストを日本に呼んでライブを開催するクラウドファンディング・サイト「alive(アライブ)」の創業者で、イギリス人神経科学研究者の Sam Mokhtary 氏が次に仕掛ける asQme(アスクミー)

世界中の著名人やアーティストにどんなことでも質問できて、動画を通じて本人から回答を得ることができる、インタラクティブメディアを提供。Red Hot Chili Peppers などが既に使い始めており、新しい形のファンとの交流体験を提供している。

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Open Network Lab 代表取締役社長の佐々木智也氏によれば、今回の第11期の修了を受け、同社のアクセラレーション・プログラム開始から通算で500組からのエントリを受けつけたことになるのだそうだ。

また、第11期デモデイの開催とともに、10月2日から第12期のバッチへの申込が開始された。Open Network Lab からスタートアップへの提供資金はこれまで200万円〜1000万円の範囲で出資してきたが、第12期からはスタートアップのフェーズに応じて、200万円・500万円・1000万円の3種類のいずれかの出資に変更されることになる。第12期バッチへの申込締切は、11月16日の正午となっている。

Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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