自動運転車の実用化を阻む法的問題、ボルボCEOが「自動運転モード中の発生事故の責任を負う」と発言

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Volvoの自動運転車のイメージ動画
Volvoの自動運転車のイメージ動画より

<Pick Up> Volvo will accept liability for its self-driving cars

Googleやトヨタなど各社がその実用化に向けて動く自動運転車。神奈川県も、2016年に自立走行型タクシーモデル事業の開始を発表するなど、自動運転車が走る未来が近づいています。

最近、自動運転管理システムのドライバーインタフェースを発表したばかりのボルボ。ワシントンD.C.のスウェーデン大使館で行われた「自動運転車と歩む未来ーそれは安全なのか?」と題されたセミナー内のスピーチで、同社CEOであるHåkan Samuelsson氏は、「自動運転モード中に発生した事故の全責任をボルボが負う」とコメントしました。

英語で「accept full liability」と表現された今回の発言が具体的に何を意味するのかは明らかではないものの、自動運転車が普及するにあたって、発生事故の責任の所在は明確にしたいところ。既にGoogleやメルセデスベンツは、自社の自動運転車が事故を起こした場合、その全責任を負うとしています。

ボルボ・ジャパンのWebサイト上に公開されている自動運転車のイメージ動画では、ただ車に乗っているだけでいい生活が描かれています。特にロサンゼルスのように渋滞による長い通勤時間に悩まされる人が多い場所では、何とも理想的。とはいえ、安心して身を任せられるかどうかの精神的なハードルはなかなか高そうです。

via. Forbes

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