Amazonが育児休暇や仕事復帰に関する制度を見直し、実際に活用されるようになるまでのハードル

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<Pick Up> Amazon’s new parental leave policy probably won’t fix the company’s ‘bruising’ workplace culture

以前に、その苛酷な職場環境がニューヨークタイムズの記事で明らかになったAmazon。この度、従業員向けのポリシーに変更があり、2016年から、出産後のお母さんには20週間の育児休暇、そしてお父さんなどにも6週間の育児休暇が与えられるようになります。

また、新たに”Ramp Back Program” も開始。仕事に復帰するお母さんや保護者に対して、8週間のあいだ、フレックスで働くことを可能にするもの。Amazonがその従業員に対して送ったメモによると、毎年福利厚生などは見直しており、今回の変更もその一環で行われるとのこと。

ニューヨークタイムズの記事では、流産して手術を受ける必要があった女性やガンの治療のために仕事を休んだ、または家族の介護のためなどに休んだ結果、評価レポートで「問題児」と報告されたといった体験談が紹介されました。制度を設けることは必要なステップではあるものの、本当に職場環境を良くするには、従業員のマインドから変えることが求められます。

同じ巨大IT企業のFacebookやNetflixなどでは、上に立つリーダーや責任者が積極的かつオープンにワークライフバランスをとることで、会社全体にそのカルチャーが作られているそう。今回の従業員向け制度見直しを皮切りに、今後Amazonがどうそのカルチャーを作っていくのか、注目です。

via. Business Insider

 

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