チャットを使ってコンテンツや番組を作れるプラットフォーム「ChatCast」がリリース

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chatcast

テキスト専用投稿サービス「LifeCLIPS」を運営するスタートアップiDEAKITTが、新たにチャットを使ったサービス「ChatCast」をリリースした。

チャットのサービスというと、話題になることも多いチャットUIなどを思い浮かべるが、「ChatCast」は異なる。チャット形式で会話を行い、その会話内容を編集して投稿ができるプラットフォームとなっている。

「LifeCLIPS」は、拡散を前提としない、限られた人たち向けのサービスだった。一方の「ChatCast」はチャットの内容をオープンにすることで、会話の内容をコンテンツ化したいと考える人達向けのサービスとなっており、趣はかなり異なる。これもテキストコミュニケーションにおける挑戦だと思うと興味深い。

「ChatCast」では、ユーザはチャットルームのURLを入力するだけで、簡単にチャットルームを開設できる。招待用のURLが発行され、そのURLを知らせることで相手とチャットをすることができるようになっている。

ChatCastについてチャットでインタビューしてみた様子
ChatCastについてチャットでインタビューしてみた様子

ルームがオープンになっている時間は30分限定となっており、iDEAKITT CEOの藤田遼平氏は、「あえて時間を区切ることでチャットの雰囲気を変えたり、あとでまとめて閲覧することが可能な長さにするためです」と語っている。

藤田氏「今まで制作工数が高いとされていた、インタビュー記事や、座談会記事等の会話型コンテンツを簡単に作れるようになると考えています。また、ChatCastでは、番組という概念があり、Podcastのように、一般の方々も簡単に自分の番組をつくって、そこで会話型のコンテンツを発信することができます」

リリースしてから数日しか経過していないため、まだ一般ユーザの投稿よりは、企業や団体による番組と投稿が多い。藤田氏によれば、B向けのアプローチとC向けのアプローチの双方を行っていくという。

藤田氏「チャットでコンテンツを作るというのは、新しい体験なので、ユーザの反応を見ながら、仮説検証と改善を重ねていきます。今後は、リアルタイムにチャットを閲覧することができるライブ機能や、作成したコンテンツをオウンドメディア向けに発行する機能など様々な機能を実装予定です。スマートフォンアプリも年明けにはリリースしたいと考えています。チャットとスマホは相性が良いので、アプリがリリースされるとまた違った反応が得られるのではないかと考えています」

チャットでコンテンツを作成したり、チャットによる番組を持つというのは、新しい体験だ。マンツーマンで話を聞くといった使い方もできるだろうし、複数人で大喜利のように楽しむこともできるだろう。テキストコミュニケーションの新しい領域に飛び込んだiDEAKITTの挑戦が、今後どうなるのか楽しみだ。

ちなみに、ChatCastを使って藤田氏にインタビューをしてみた様子はこちら

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