スキャナでレシートを読み取るだけで家計簿に−−クラウド家計簿サービスDr.WalletがScanSnap Cloudと連携

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レシートを読み取るだけで専属オペレーターが入力代行をしてくれるDr.Walletが、PFU社のScanSnap Cloudと連携。PFU社のWi-Fi対応スキャナを利用してレシートを取り込むだけでスキャナ自体がレシートを判別し、Dr.Walletへ自動でデータ送信を行うサービスを開始したと発表した。

Dr.Walletは、レシートをスマホで読み取るだけで1日以内に人力でデータ化をしてくれるクラウド会計簿サービスだ。11月25日にPFU社が提供するパーソナルドキュメントスキャナScanSnap ixシリーズが11のクラウドサービスと直接つながる新サービスScanSnap Cloudを発表した。これにより、ScanSnapがクラウドサービスのインターフェースとなり、PCやスマホなどのデバイスを介さずにクラウドサービスを利用することができる。Dr.WalletとScanSnapとの連携によって、ユーザはアプリによるレシート撮影の手間が省け、デバイスなしにスキャナを利用して簡単に大量のレシート登録が可能となる。

また、政府もこれまで領収証の保管義務があったものを、スキャナで読み取ったりスマホやデジカメで撮影したりした領収証が2017年から解禁になる税制改正を議論しているところだ。規制緩和の対象はタクシー代や接待交際費、業務に関わる書籍代などの領収証や契約書が範囲となっている。もらった領収証を従業員がスマホで撮影し電子データをもとに経費請求が可能となる。

企業が領収書や契約書などの税務書類を保管するコストは合計で年間3000億円にのぼると推計され、電子保存含めたコスト削減に対する動きもでてきている。クラウド家計簿の環境も急速に変化してきており、家計簿サービスや会計サービスの市場も広がる可能性は大いに秘めている。

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