Pura Scentsはルーム・フレグランスとLEDライトを組み合わせたガジェットで、スマートフォン・アプリからコントロール可能な「スマート・エア・フレッシャー」だ。現在kickstarterでプレッジを募集しており、5万ドルの調達に対して440人から4万ドル以上を集めることに成功している。今日時点で残り24日となっている。

コントロールできるのはルームフレグランスが稼働する時間とそれぞれのディスペンサーに挿入された香り。例えばオフィスの電源プラグに挿しておいて、仕事をしている時間には定期的に香りがオフィスに漂うよう設定、仕事外の時間には停止というような使い方ができる。

ちなみに1つのディスペンサーに対して2つまでフレグランスボトルが装着可能となっている。また、LEDライトが多色発光するようになっており、これもアプリからコントロールできるようになっている。

従来製品にも電源プラグに直接挿してルーム・フレグランスを漂わせるという商品はあったが、アプリで細かく操作できるのは便利だろう。誰もいない夜間に使いすぎることもないし、いちいち電源を切ったり入れたりする手間も必要ない。

ただ、おそらく難点になるのはフレグランスが消耗品であるという点だ。すぐに入手できない状況だと結局ディスペンサーだけ残って使わなくなる、なんて未来が想像できる。

ちなみにフレグランスの香りは15種類から選択できるようになっており、kickstarterのFAQを見ると、クラウドファンディング後にはアプリから香りを注文できるようにするとしていた。できればこういうスタートアップを大手の消費材メーカーが買収なり共同開発するなりして手に入れやすい状況にしてもらえれば利用しやすくなる。

なお、日本国内で使えるかどうかについては明記がなかったのでなんとも言えないが、コントロール部分にWifiを使っているため、技術基準適合証明等のマーク取得がなければ電波法違反になる可能性があるので注意されたい。

via Kickstarter