デモ版で約200社が利用した注目サービス人事労務管理をスマート化する「SmartHR」が正式リリース

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smarthr

KUFUが運営する人事労務管理を効率化するサービス「SmartHR」が正式にリリースされた。「SmartHR」のチームは、今年開催された Open Network Lab のインキュベーション・プログラム第10期に参加。デモデイでは「Best Team Award」を獲得しており、デジタルガレージとBeenextから出資を受けている。

「SmartHR」は、社会保険や雇用保険の手続きを自動化するクラウドサービス。作成に時間がかかっていた書類を自動作成し、役所への申請もウェブから行える他、人事情報も一元管理できる。

「SmartHR」は、KUFU代表取締役の宮田昇始氏が過去に体調を崩した際に、社会保険があって助かったという体験があり、大切さは認識している一方で、手続きは面倒であること。また、宮田氏の奥さんが産休のために書類を自分で用意しなくてはならなかったことなどから開発するに至った。

デモデイで優勝して以来、5ヶ月弱の開発を経て「SmartHR」は正式リリースへと至った。クローズドβ版の段階で、約200社が利用しており、会社の規模は若干名から400名以上の規模まで幅広く対応している。

クラウドでバックオフィス業務に対応するサービスは他にも複数存在しているが、「SmartHR」はどういった点で他のプレイヤーと差別化を図っていくのだろうか。

宮田氏「私たちは、人事労務管理に絞ることで他と差別化を図っていきます。対象とする領域を絞り、AirbnbやUberのように特化することで優れたユーザ体験を提供してきたいと考えています。私たちは自分たちがやっていることを、ガバメントテック、HRテックと表現していて、国の手続きなどこれまで煩雑だった部分を便利にしていきたいと考えています」

「SmartHR」は今後、Webから役所へ申請機能の公開も年明けに予定している。2016年中に導入社数を3000社、2017年には2万社の導入社数を目指す。

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