中国のVR企業GDI(曼恒)、新興企業向け市場NEEQに上場へ

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設立8年の上海に拠点を置くバーチャルリアリティ(VR)企業 GDI(曼恒)は、中国語の「新三板」として知られるNEEQ(全国中小企業股份転譲系統、日本のマザーズに相当)に上場予定だと発表した。2007年に設立された同社には現在、Ebay、ディズニー、航空機メーカー Comac(中国商用飛機)ほか中国の国営企業や大学を含む400社以上のB2Bクライアントがいる。

同社は今週、複数の証券ディーラー、投資機関、上場会社が主導する1億元(1550万米ドル)のシリーズBラウンドを発表した。現在、上海、北京、成都、広州、武漢、南京、済南、及び西安にオフィスを構えている。

GDI は、高級品製造、国防、高等教育セクター向けの没入型VRシステムをベースとするソリューションを開発している。彼ら独立研究開発チームはこれまでに、G-Magic VRインタラクティブシステム、G-Bench バーチャルワークステーション、DVS3D VRソフトウェア、G-Motion 動作キャプチャシステムなどいくつかの製品ラインを開発した。同社はクライアントが自身のニーズのために製品をすべて許諾することができるように、ソフトウェアの使用許諾を企業に販売している。

中国の VR 市場は近年成長を遂げており、北京に拠点を置く調査会社 Analyays International(易觀国際)によると、中国のVR消費者向け製品の市場価格は、2015年の1億8000万元(2,899万米ドル)から上昇し2017年には21億元(3億4,000万米ドル)に達する見込みだ。

Alibaba では現在、VR製品を販売するサプライヤーが2万5,000以上もあり、その多くは広州を拠点としている。2014年末、北京に拠点を置く ANTVR(蟻視科技)は Oculus VR と直接競合するヘッドセットなど多くのVR製品を発表した。LeTV(楽視)は自社でVRヘッドセット LeVR Cool 1 を製造してVR市場に進出し、Youku Tudou(優酷土豆)もオリジナルの360度動画コンテンツの生産開始計画を発表した。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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