外国人向け日本語学習の「MONDO」など語学アプリを提供するポリグロッツが資金調達、語学イベント開催も

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英語学習サービスの「POLYGLOTS」や日本語学習サービス「MONDO」を提供するポリグロッツが、ヒトメディア子会社のヒトトキインキュベータを引受先とした第三者割当増資を実施したことを発表しました。また、ヒトトキインキュベータの代表取締役である森田正康氏が、ポリグロッツの取締役に就任しました。

2015年7月にリリースされた外国人学習者向け日本語ニュースアプリ「MONDO」は、リリース後4ヶ月でユーザー数が約20,000人に。MAU(Monthly Active Users)は、約30%。現アクティブユーザーのうち、約25%が3ヶ月以上、継続して利用しています。

日本語学習アプリ「MONDO」の国別属性
日本語学習アプリ「MONDO」の国別属性

ユーザーの属性の特徴はというと、男性が7.5割。ユーザーの分布は、日本以外が4割を占めています。20代〜40代が大半で、最も多い会社員に、学生ユーザーが続いています。MONDOを活用するユーザーの学習目的においては、8割とダントツが「日本人とコミュニケーションしたい」というもの。また、全体の6.5割が「日本文化に興味がある」と回答しています。

日本語学習アプリ「MONDO」で学ぶ理由
日本語学習アプリ「MONDO」で学ぶ理由

外国人ユーザーからは、「実際の記事を読み、それを元に漢字や単語をリアルタイムに調べることができる」「中級から上級の日本語学習者に向けて作られた読書アプリとして今までで一番良いと思う」といった声が集まっています。一方で、Android版がないのが残念、また小学校3年生以上の漢字がわかる人向けだと思うなど、初心者が使うにはハードルが高いことを指摘する声も。

MONDOを使う学習目的について、「日本人とコミュニケーションがとりたい」という率がすごく高いことは意外だったと話す同社代表の山口隼也さん。

「ユーザーには日本在住の外国ビジネスマンが多いため、「仕事で使うから」と理由が多いのかと思っていました。反対に、日本人に英語の学習目的を聞くと仕事やTOEIC対策などが上位にくるため、国民性の違いを改めて感じました。それもあって、日本語学習のMONDOと英語学習のPOLYGLOTSのユーザーを積極的に繋げていきます」

今後は、Android版への対応、またビギナー向けの読み物系コンテンツを充実させていくとのこと。また、日本語と英語をお互いに教えあう「MONDO」と「POLYGLOTS」のユーザー間のコミュニケーションを促進するような機能を追加する予定。さらには、オンラインにとどまらず、オフラインでの交流の場も設けていきます。具体的には、12月26日(土)には、ランゲージ・エクスチェンジのイベント「Monja」を開催します。イベントの詳細は、Meetupのイベントページをご覧ください。

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