3台のGoProカメラで360°全天球動画を撮影する「PTRig」

SHARE:

PTRig

小型ビデオカメラ「GoPro」を3台使い、360°の全天球動画撮影を可能にする「PTRig」というカメラリグが登場している。開発・販売は、アメリカ・ロシアを拠点とするスタートアップPanorics社だ。

PTRig

対応するのは「GoPro Hero3」、「GoPro Hero4」の2機種。これらを合計3台使用して全天球撮影を行うことができるという。360°x180°の球体を完全にカバーし、死角はなく、最高の映像体験を提供する、としている。

PTRig

ボディは高さ9cm、直径12cmでと小型で軽量なプラスチック製。パッケージには、ボディやケーブル以外に、Sマウント(M12x0.5)の魚眼レンズが3本同梱される。この魚眼レンズを、使用するGoProのレンズと交換し、「PTRig」のボディ内にGoPro3台をセットして使う。撮影操作や設定は、GoProのリモコンから行うこととなる。

撮影した3台のGoProの映像を全天球動画とするためには、スティッチング(1本の動画につなげる作業)が必要となる。Kolor社のソフトを使うことを推奨しているようだが、Panoricsでも専用ソフトを開発中で、今後発売予定だという。

この「PTRig」、現在、840ドルで販売中だ。実際にどのような動画が作成できるかは、以下よりデモ映像を確認することができる。(※左上のコントローラや画面のドラッグで操作可能)

https://www.youtube.com/watch?v=aBXovP6UoV4

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する